順天堂大学のお医者様から
1年間、解剖生理学を学んでいた時に、
話されていたことがあります。
「糖尿病ってネーミングの付け方悪かったと思うんだ。
本当は【血の病】なのに、尿なんてつけちゃったから
その深刻さが、伝わりづらい気がする。
<糖血病>ってしておけば、もっとみんな真剣に
その病のことを考えてくれたんじゃないかって‥‥」
そう、血の病気です。
だから、糖尿病のその先に、
三大合併症として「しめじ」が存在する。
血糖値が高い状態は、血管を傷つけてしまうから
毛細血管が集中している部分に障害が起きやすい訳だ。
(し)神経障害
(め)眼の障害
(じ)腎臓の障害
もちろん、血糖値と関係している、という事を
ご存知の方もいるだろうけれど、
<血糖値>つまり、食べている『糖』の話し
だと思いがちじゃないですか?
血中濃度のバランスを維持するために、
高血糖になると、すい臓からインスリンが出て
血中から糖を外に出すんだけれど、
インスリンが出づらくなって、
血糖値が下げられない状態が続くことで、
糖尿病に繋がっていきます。
もちろん、
・血糖値上げそうなものを食べてないかな?
・血糖値を上げる食べ方してないかな?
と、インスリンを無駄遣いしないように、
血糖値の方に意識が向くのは、当然だと思うんだけれど、
インスリン出してる「すい臓」が元気かどうか?
については、あんまり意識が向けられてない気がします。
すい臓からのインスリン分泌に影響を与えちゃうのが
酸化した油(揚げ物とか炒め物)など。
ここ結構、見落とされがち。
そして、糖を減らすことで、
自然と油が増える方も多いので、糖尿を気にする方は
<糖+油>セットで食事を見直してほしいと思います。
・・・
Dietary oxidised frying oil causes oxidative damage of pancreatic islets and impairment of insulin secretion, effects associated with vitamin E deficiency
PMID: 21205372 DOI: 10.1017/S0007114510005039