無想会 沖縄空手

無想会 沖縄空手

武術としての空手を追求しています。

無想会空手を習得する上で、非常に大事なことは、「どういう目的でそのようにするか。」と「今現在の自分を正確に把握する。」ということが大事だと思います。

 

原理原則を常に踏まえ、重箱の隅を穿るようなまねはせず(新垣師範口伝)自分になにができてなにができていないかを確認するということが必要です。

 

こだわり、拘泥が生じると目標が必ずズレます。1mmのズレが一年後には1メートルのズレになってしまいます。

 

飛行機などの自動操縦ナビゲーションシステムは、目的地を設定したあとは、その場の状況によって軌道を修正しながら目標をめざします。はじめから固定したプログラムではなく、飛行中の風の変化などでズレた方位と距離を修正しながら目的地を目指すということです。

 

稽古も同じで常に修正して目標を目指します。それには、道友がとても大事です。道友は師であり自分の時空を越えた鏡でもあります。

 

沖縄代表H氏もおっしゃってたことですが、術理を言語化し人に伝えることによって自分の中で曖昧になっていた理論が浮き彫りとなり問題点とメカニズムの整理ができ非常に有意義であります。

 

そして改めて師範の「沖縄武道空手の極意2」を読んでみると今まで謎であった部分が理解できるようになりました。

 

 

新垣師範の本であったか、セミナーであったかうろ覚えなのですが、ナイファンチ初段の動きで広背筋は、浮き上がる風船を上から押さえるというようなことをおっしゃってました。

 

これは、大腰筋で持ち上げた脚を上から広背筋を締めてぶつけて重力落下させています。そのぶつける線が天地線です。

 

左右大腰筋と左右広背筋の大まかに分けた4パーツを動きによって使い分けています。

 

一般的に呼称されている上段受けと下段払いを同時に行う動作は、広背筋を両方ともしっかり使い天地線を十分活用できる動きです。

 

様々な競技には、ルールがあります。安全に継続、発展的に競技を続けるにはルールが絶対に必要です。

 

ただ、ルールは人体の身体操作を制限するという作用もあります。

ルールによって自由度が、制約を受けます。

 

沖縄空手の形は、演武線という強烈な制約の中で身体操作を練ります。寸分もはみ出さずに演武することによって身体操作は、鋭敏となり自由自在になります。

 

 

今回のセミナーのテーマは、正中線と形。

 

非常に内容の濃いセミナーでした。

 

改めて沖縄空手の凄さを実感できました。

 

最近稽古は、形を中心にしていたのですが、方向性は、間違っていない。いくつになっても形は重要であるということが認識できました。

 

セミナーで伝授していただきたことを確かめてゆきます。