芦屋の鍼灸師 かどた院長の健康ブログ

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みなさんこんにちは

芦屋の鍼灸師 かどた無双房鍼灸院 院長の角田謙二郎です

病気の事、運動の事、体に良い食事や栄養の事など、健康に関するお役立ち情報を中心にお伝えします

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みなさまこんにちは

かどた無双房鍼灸院 院長の角田です。

今までアメブロを使ってきましたが、サイト管理や運営方法を一新した結果、

当院のHP内にブログを掲載することにしました。

 

http://kadotamusohbo.secret.jp/category4/

 

すでに今年の4月から今までアメブロで掲載していたものを再編集して順次アップ中です。

当面はこちらのアメブロも残していきます。

今後もよろしくお願いいたします。

かどた無双房鍼灸院 院長の角田です。

今日7月24日午前11時に近畿地方の梅雨明けが発表されました。

今年は梅雨入りが遅かったぶん明けるのも例年より遅かったです。

平年より3日、去年より15日遅かったそうです。

去年は記録的な猛暑と雨でしたが、梅雨明けがそんなに早かったのは記憶になかったです。

いよいよ夏本番。

今日はさっそく暑くなりそうです。

 

 

掲題の件ですが、今年の当院の夏季休暇は

8月2日(金)から4日(日)の3日間です。

 

8月1日(木)は定休日ですが、

午前も午後も他の平日同様開業いたします。

 

お盆の期間は通常通り開業いたしますが、

8月16日(金)は午後5時までとさせていただきます。

 

それではよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

こんにちは

かどた無双房鍼灸院 院長の角田です。

つい先日、エアコンを新しいものに買い替えました。

 

古いエアコンはこのテナントに入居したときにすでにあったものでした。

本体には「2006年製」と記されていました。

去年あたりから掃除業者にエアコンクリーニングをやってもらっても

ホコリとカビの臭いが取り切れなくなっていたので、そろそろ限界かなと思っていました。

 

6月に入ってから冷房をつけてみると、電源の表示ランプが点滅して動きません。

 

エアコンご臨終。

 

これから蒸し暑い梅雨がやってくるので大急ぎで新しいエアコンを注文し、工事の手配を行いました。

 

室外機がひさしの上にあり、工事はけっこう大変そうでした。

そして先日無事に新しいエアコンが設置されました。

空気がきれいでさわやかです。

この夏は快適な環境で施術できます。

よろしくお願いいたします。

 

4月27日 土曜日 9:00-19:00
4月28日 日曜日 9:00-12:00
4月29日 月•祝   9:00-19:00
4月30日 火•祝   休業日
5月  1日 水•祝   休業日
5月  2日 木•祝   休業日
5月  3日 金•祝   休業日
5月  4日 土•祝   休業日
5月  5日 日•祝   9:00-19:00
5月  6日 月•祝   9:00-19:00

よろしくお願いいたします。

このシリーズは五臓六腑というタイトルでずっと書いています。

ですが、実は東洋医学的には六臓六腑なのです。

五臓六腑に含まれていない6番目の臓、それが心包です。

 

心臓でもなく心でもない。

心は臓腑の中で最高指導者の存在です。

記憶、知覚、意識判断などの精神活動や思考をつかさどっています。

そして血流をコントロールすることで全身を養っています。

心が障害されるとたいへんなことになります。

心がやられると死に直結するからです。

 

そこで考え出されたのが、今回登場する「心包」です。

 

最大の特徴は、形のない働きだけがある臓器であることです。

これは六腑で出てくる、心包と表裏の関係にある三焦も同様です。

 

心包は心を外側から包み、心が外敵からやられないように守る存在です。

そして心に代わって働いたり、心の変化を外に表します。

脳や神経の働きに関与して、喜怒哀楽などの情緒面に影響します。

 

東洋医学における「心」は、現代に置き換えると、心臓そのものであると同時に、

脳や中枢神経までも含む存在ということですね。

これだけ大事なところだから、物理的には存在がないにも関わらず、

心包という、いわば心の護衛、部下として働く臓器を創造したのです。

このあたりが東洋医学のおもしろいところであり、

わかりにくいところなのかもしれません。

 

今日はここまで

次回をおたのしみに

今日から4月です。

企業や学校は4月が新年度の始まりなので、心機一転がんばろうという気になりますね。

桜がかなり咲いてきました。

今週末は芦屋恒例の桜まつりがすぐ近くの芦屋川沿いで行われます。

 

当院でも1月から少しずつリいろんなものをニューアルしています。

すでに利用しているのが名刺と予約カードです。

 

HPをインターネット上で公開するにはレンタルサーバーを持つ会社と契約する必要があります。

今まで使用していた会社が3月末でサービス終了するため、別の会社と契約しました。

これによりURLが変わりました。

 

ホームページ作成ソフトも今まで使用していたものと違うものに変更しました。

内容もマイナーチェンジしました。

 

開業の頃に撮った私の写真もだいぶ年を重ねて変わってきたので、

プロカメラマンに撮影してもらいました。

 

印刷物に記載しているURLも新しいものにしないといけませんので、作り直しました。

鍼灸院の外に置いているフライヤーも作り直しました。

ついでに紙のサイズをB5からA4に大きくしました。

間もなく印刷屋さんからリニューアルしたフライヤーが到着します。

 

白衣は開業時から同じものを数着使用していましたが、

今日から新しいデザインの白衣に変更です。

 

 

今月の臨時休業

4月21日(日) いつもの講習会です。

 

今年のゴールデンウィークは10連休ということで、世の中にぎやかです。

当院は半分休みをいただきます。

4月30日(火)から5月4日(土)まで臨時休業いたします。

 

それでは今月もよろしくお願いいたします。

 

 

 

今年の桜は3月27日、昨日開花しました。

去年よりも少し遅かったですね。

一昨日と昨日は暖かかったのですが、

昨日の夕方から冷たい風が吹いて寒くなってきました。

このぶんだと来週末の芦屋さくらまつりの頃がちょうど見ごろになりそうです。

 

今日はここまで

次回をおたのしみ

五臓六腑シリーズ、腎の最終回です。

 

発生学的に言うと、腎臓の発生はすべての臓器で最も特異なものの1つです。

前腎とよばれる最初に出現する腎臓は胚が非常に小さく臓器がなく、

身体がヒトよりもイモムシに似ている段階で現れます。

この原始的腎臓は細胞からの過剰な廃液を排出して卵黄嚢に戻しています。

この前腎は心臓よりも2日前に生じます。

この時期での2日間は非常に大きな変化をするときなので、非常に長い時間差です。

この前腎は中医学が言う腎の機能を示しています。

腎は腎臓を超える存在です。

脳、骨髄、骨、副腎、精巣はすべて中医学における腎の一部です。

前腎はのちに頚部となる原始的背部に沿った左右2本の線として現れます。

 

中期にあたり中腎は小さくても機能する腎臓が並んでおり、

これら左右2本の線に続きます。

これらの中腎はあとで膀胱になる場所に排液し、

最後の腎臓ができるまで腎臓の機能を持ちます。

そしてようやく後腎が生じます。

 

後腎は中腎の膀胱の端から生じて周囲の細胞を誘導して最終形態の腎臓を形成します。

中腎は膀胱を形成し、後腎は大人の腎臓を形成します。

中腎は男性では精巣とそれに付随する管を形成します。

精巣は腎臓と同じ場所から生じます。

そのため精巣がずっと下の陰嚢まで動脈を引っ張っていきます。

尿管の痛みはたいてい腰部から鼠径部、睾丸にかけて感じられます。

この痛みは発生によって定められたファシアの通路に従っています。

これらの組織はすべて1つのファシア面に沿って位置しています。

このファシア面は尿管で始まり、前立腺を覆う膜につながり、精管から睾丸で終わる。

腎臓の集合管が発生する反対側で起きる痛みは別のファシアに属するのでこの通路に従うことはありません。

 

代わりに腰部の後ろ側で漠然とした痛みにとどまります。

尿管の痛みがこれほど広がるのは非常に激しいからです。

後腎が形成されるときに形成中心が生まれ、どこで泊るかを後腎に命じます。

形成中心は通路を通ってそのメッセージを伝え、これらの通路は成人ではファシアとして存続します。

 

ファシアは文字通りに、そして発生学的に臓器の姿を定めます。

腎筋膜(ゲロタ筋膜)は腎臓を包み、後腹膜を通じて心まで行き、

肝臓の無漿膜野にまで続き、骨盤内臓器のほうに流れ落ちます。

これは腎経の流れと同じです。

腎臓、副腎、血管は腎筋膜が覆う腎周囲腔に含まれています。

 

ファシア上は氣、水、空気、血液も流れます。

肝臓の無漿膜野へと至る情報へのつながりは中医学で肝と腎が特別なつながりを持つ理由の1つです。

他の理由は腎氣が腹膜の骨盤側に流れ、肝氣は腹膜側に流れるためです。

下方へのつながりは骨盤内の臓器である膀胱、膣、直腸にまでいきます。

骨盤に流れる血液・氣はすべての臓器を覆いますが、それらの臓器には入りません。

骨盤内の臓器に対する腎の力学は下焦を共有することで反映されます。

氣は圧の高い所から低い所へと流れ続けます。

氣は骨盤の出口を必要とします。

骨盤の唯一の出口である閉鎖孔と呼ばれる小さな穴を通ります。

閉鎖孔は腎経の脚の付け根の場所と同じです。

大腿の閉鎖孔からの通路は筋肉の筋膜面を通ります。

内転筋、半膜様筋、腓腹筋、アキレス腱、後脛骨筋、足裏の深部筋肉。

身体の前面で少陰経は正中臍索(臍動脈のなごり)として続きます。

 

 

長かった腎もようやく終わりました。

著者のダニエル・キーオンも腎がいかに心身にとって重要であるかを述べたかったのでしょう。

量的にも質的にも非常に高いレベルで力を込めて書いています。

これで五臓がすべておわりました。

次回をおたのしみに

 

五臓六腑シリーズ、腎のつづきです。

 

形状と機能が関連しているという考え方が中国文化にはあります。

生命の種とみなされる腎臓は2粒の種や豆にたとえられます。

2粒の種は脊柱の両側に位置し、根の代わりとなる排水管が下方に配水し、

情報に伸びる共通の茎を有しているように見えます。

精巣も2粒の種と形やふるまいが似ており、初期発生の腎臓から派生します。

中国では長い間クルミの形が脳に似ているので、

健常な脳機能のために食べられてきました。

現在では、クルミに含まれるオメガ3脂肪酸であるα-リノレン酸が

脳機能に必須であるということが科学的に証明されています。

クルミは精巣機能にも非常に良く、精子の細胞膜にはオメガ3脂肪酸が必要で、

これにより力強い精子を作ることができます。

 

人が生をうけるとき、まず精ができ、精から脳髄を生じる 

人始生、先成精、精成而脳髄生 

『霊枢』経脈篇第十

張介賓はこれについてこう述べています。

精とは人の水のこと。

万物が生じるそのはじめはすべて水である。

だから人の生まれ始めはまず精ができる。

精は腎に臓されており、腎は脳に通じている。

脳は陰である。

髄は骨を充たすもの、諸髄はすべて脳に属す。

だから精ができたあとに脳髄が生じる。

 

今日はここまで

次回をおたのしみに

腎氣盛んにて…精氣溢れ出て…故に子をつくる能有す 

腎氣盛…精氣溢寫…故能有子 

『素問』上古天真論篇第一

中医学では、射精するときにわずかな力である精を放出するとしています。

フランスではそれを le petit mort (小さな死)と呼び、

古代中国の道教学者はそれと同様に種を不必要に拡散することを慎むように言ってました。

難経では精に腎の不思議な機能を当てはめて考えており、

右の腎は命門の住処であるとしました。

中医学の中でも不可解で異論があるところです。

命門は中国語で読むとming men ミン メン で、生命力の門を意味します。

 

「命」という漢字は、「口」と「令」のふたつの字からなる会意文字。

「令」は上部が冠の象形、下部は人がひざまずいている象形といわれています。

人がひざまずいて神意を聞くさまをかたどっており、そこから「言いつける」という意味になったようです。

もうひとつの要素である「口」は、顔にある口の象形といわれていましたが、

「サイ」という「神に捧げる祝詞を収める器」の形を示す文字、

つまり呪具の象形という説も提唱されています。

「ひざまずいて神意をきく人」へ「祝詞を捧げる」意味合いを付したのか、

「くち」を用いて言いつける意味合いを付したのか、諸説あります。

「命」という漢字には神の命令という、有無を言わせぬ重さが含まれます。

子孫誕生の喜びをもたらしたり、病や事故、災害で無情に奪われる悲しみをもたらたりします。

人にはどうにもできない「命」の始まりと終わりに、

昔の人は「神」からの「言いつけ」と受け止めたのかもしれません。

 

命門にはいくつもの機能がありますが、その1つが性的エネルギーです。

腎臓は副腎を通して性的エネルギーと密接に関連します。

副腎皮質は思春期に性ホルモン(テストステロン、エストロゲン)を放出し始めます。

これは成年期まで続きます。

発生学的には卵巣と精巣は初期発生の腎臓から派生します。

精巣動脈と卵巣動脈は腎臓のそばから始まっているのはそのためです。

古代中国の腎臓が性欲と生殖を支配する、という解釈は正しかったことを示しています。

これで腎が単なるろ過システム以上の存在であることが分かります。

身体の水分を管理し、健常な骨と髄と血液の生成に関与するする臓器です。

興奮(アドレナリン)や休息の量を制御し、ドーパミンという形で意志の力を貯蔵します。

私たちの身体で中心的な働きをする複数のホルモンを通して、

下にある腎は上にある心とともにダイナミックに動く枢軸を形成しています。

さらに性ホルモンの陰と陽を生み出し、腰部に次世代を貯蔵しています。

 

今日はここまで

次回をおたのしみに