確かに狭い庭での出会いだけに、珍しい虫を見付けることはなかなか叶わぬが、日々、鉢に植わる葉を眺めるていると想わぬ発見がある。例えば...




...クヌギの葉上での、ハエの一種を捕えたネコハグモのメスであったり...




...フジの葉上での、葉に溶け込んだミドリグンバイウンカの...




...緑色の体色に模されたラインであったり...




...幼虫の糞を想わせる、ブナ科の葉上のダンダラチビタマムシの...




...日差しに映える煌きであったり...




...あらゆる葉上で見られる(糞!:体長約5mmのクロヒラタヨコバイ)の...




...それこそ複雑な(糞の模様)であったり...




...サルスベリの葉上に居たキマダラカメムシ(幼虫)の様相に、真夏を模したセミを感じとったり...




(...コナラの新芽?)と覗き見たところに居たクサギカメムシの体長約3mmの幼虫に、コナラを育てて以来初めての(コナラの実の在処)を教えてもらったり...


...と、とにかく虫との関りで日々新しい発見、歓びがある。だがしかし、近年のこの異常気象のお陰で、この辺りの最高気温は異常に高く、虫との出会いを想定しての青空を手放しで歓ぶことが出来なくなってしまった。

 

 それぞれの生き物にはそれぞれにあった気温に暮らしぶりがあるはずだ。ヒトもこの異常気象に困っていれば、もちろん自然生物も困っているはず...

...本来は暖かな夏季を待ちわび飛翔し、或いは葉上で饗宴したであろう虫の姿に、共演者である植物も虫好きの我々も歓べたはずなのだが、心なしか減少したかのようなその...虫の種数個体数に...不安を感じるのだが...どうだろう...