梅雨期が終わりこの時期に適した庭木の剪定を行った...

...とにかく鬱陶しく伸びた枝を徹底的に切り揃えていたところ突然目の前に現れたのが...




...横約70mm×縦約70mmのセグロアシナガバチの巣だった。

 本来なら「先ずは巣の削除を!」となるが、家族に「くれぐれも近ずかないよう促して!」、しばらく巣の成り行きを観察することにした。

は体長30mm強の女王バチで、は幼虫のために捕えた肉団子だ...




...働きバチは時には幼虫の世話をし又、時には幼虫から出る分泌液を餌としている。




 働きバチが捕餌のために柑橘類に訪れているシーンに(道理で最近、幾度となくナミアゲハが産卵に訪れているにも関わらず育った幼虫の姿を見掛けないはずだ)と想ったのだが、写真の個体は...




...セグロアシナガバチではなく(*:内を観る)...




...ヤマトアシナガバチだった。(*:写真↑は巣のセグロアシナガバチだ。)




 産卵に励む女王バチによって次々に産み付けられる卵(*:直径約1mm×長さ2mm)


 こうして、とにかく巣に手を出さぬようそっと...「今日も、こっそりアシナガバチ観察!」の毎日だが...




...シオヤアブ(オス)に捕えられたセグロアシナガバチの様子を目にすることもある。




 先日移植したムラサキツメクサの花を目にして、春になると道の畔、田圃の脇に一斉に咲いたムラサキツメクサを採取しては花の蜜を舐めながら帰宅した田舎で生まれ育った幼少時の学校帰りを思い出した。

 

 あまり、甘いおやつにありつけなかったあの頃、ムラサキツメクサの花びらをつまんでは舐め、舌に拡がった甘みをたまらなく上手く美味しく感じた。帰宅後そのことを話すと親から必ず「その花に何が付いているか分からないので汚い😢道草喰って帰るのは止めなさい!」と叱られたものだが...その道草がを止めることが出来ず...片道2kmの道のりを1時間以上かけて帰った毎日を思い出す...

...けれど今想えば、あの、幼き頃の道草、多くの自然観察、自然とのふれあいで、小学校の理科の時間を過ごし学んでいたようなそんな気もする。まあ、今の小学生の理科の内容がどの様なものかは知らないが、少なくとも私は(危険な生物、危険生物からの回避方法)をその道草から学んだつもりだ。

 まあ...懐かしい小学生時代の思い出だが...


...アシナガバチは今この時期(これから2か月間)が最も危険な時期なので、巣を見付けたらそっとしておくか、取り除くのであれば専門家にお願いした方が良い。間違えても独自で取り除こうとは想わぬこと!でなければ間違いなく...射されます!