家族には我趣味に賛同し容認する者は一人もおらず、カメラを持ち庭に佇む私にはいつも「虫探すくらいなら家事をせえや!」の言葉が投げつけられる。


 けれど、この我趣味「虫観察」は心の支えであり気分を晴れやかに保ってくれる...私にとっての「宝石」である。

 とまあ先ずは、家族には認めてもらえていないが故に、その(宝石)にお金をかける訳にはいかない私の現事情をここに記した。

 だが、お金をかけずとも、自然のなかで生き抜く虫にとって何より頼りになるのは森林・野原であり...野草・雑草なのだから...風・野鳥などが運んでくれてた草が蔓延る我庭は虫観察にとってうってつけであり、虫にとって何よりの環境なのだと信じたい。



 昨年10月上旬に、庭に蔓延るヘクソカズラの実を採取し鉢に放置したのだが、なかなか芽がでず困っていたところ...




...今年6月上旬に一芽だけ発芽し伸び(これで、スズメガの仲間の飛来が観察できるかな!)と歓んでるところだ。


 庭にはタネから育てた植物の鉢が並ぶ...柑橘類のタネから育てた鉢もしかり...




...以前紹介した、発芽したばかりのレモンの新芽にもナミアゲハが産卵した。見た目柔らかく新鮮味のある萌芽への産卵は理解出来もするが...




...食べつくされたハッサクの枝への...




...産卵には驚かされた。(*:孵化したナミアゲハ幼虫にとって食草は足らず、成長は不可能だ。どうやらナミアゲハには、幼虫が必要とする食草の分量までは推測できないようだ。


 今、最盛期のニンジンの切り株から育てた花は、不思議なくらい多くの虫を呼ぶ...




...カブラハバチ類の一種だが、もしもこのハバチが、カブやダイコンなどのアブラナ科の葉上をユラユラとしているようであれば、その幼虫が葉を食害している可能性が
あるので気を付けたほうがいいだろう...

 

...ハバチ類もハチの仲間なら...




...写真の体長約12mmのヒメコンボウヤセバチ(↑:オス)もハチの仲間と、姿形、様相が異なれどハチ類も多種多様だ。ヒメコンボウヤセバチは...小形のハナバチや狩りバチに寄生する一応は寄生種の類ではあり、コンボウヤセバチ類が飛翔する場は自然豊富な環境であると唄われている。




 体長約17mmのオオフタオビドロバチ(写真はメス)と、名にドロバチとつく通り巣はドロや土でできており、性格(?)は(非常に危険!)とイメージされがちな
ハチ類にしては比較的大人しく、害虫を捕餌する益虫でもある。


【疑問:ドロバチとは?...】





【応答:上述に記した通り。(*:こういった虫の生態に関する説明をメモしている。)


...ん?...んんん?...何やら聴こえるぞ...(◎_◎;)

「おい...何しょうるんや?...虫観る暇があったら...草取りせえや!(#^ω^)...」

...とまあこうなるから私は、わざわざ訪れてくれた虫の餌(草)を鉢に移植し育てているのだ!(*^^)v