...水まきと共に必ず確認するのが、今日のナミアゲハ(卵)の様子だ。この日の卵には孵化間近の幼虫の顔が映っていた。(今か、今か)と孵化の瞬間を20分待てどその時は訪れず...諦めた...




...(おおおっ、こちらの卵はどうだ?)と観ると、今まさに孵化し抜け殻を食べてる途中だった。(*下側の卵は無精卵)

 孵化後間の無い体長約2mmの幼虫を眺めつつ...(この体が直径約1mmの球体に入っていたなんて...)と、レモンの葉を前に独り呟く...








...それにしても面白いのは、【遺伝子の組み合わせ】【(食草の種類)(気温)(湿度)などの環境的要因】によって変わるナミアゲハ終齢幼虫の模様や色彩だ。

 虫観察に歓喜し癒されてもう十数年になるだろうか...観察当初は名前の見当さえつかない虫も多く、その都度(ああ、虫も胸に名札を付けて闊歩してくれていたら、どんなに助かるだろう...)と想い願っていたものだ。そもそも(種名判別不可能では?)と想える個体は初めから撮影しない私だったが、最近では...




...全長約10mmのシバツトガと...(芝にしがみついている蛾程度なら何とか判るだろう)とカメラを向けることもシバシバ...がしかし...



 


...フジの新芽で見付けた、まるで長さ6mmの小枝を想わせる蛾の種名は見当もつかず😢...(もしやキバガ科の一種かな?)とまでで...結局諦めた。


 このように、種名判別に戸惑い迷うことも多い私だが...




...体長約4mmのトサカグンバイや...




...体長約3mmのナシグンバイなどの【疑問:グンバイムシのまるでステンドグラスを想わせるその様相の意味】についてと、虫の姿・生態にも疑問を抱く処だ。


 その意味を調べはしたが結局判らず...となれば、自分なりの考察を記すしかないだろう...


【考察:葉を害するグンバイムシは外来種であり今のところ天敵は居ないが、生き物の本能・生きる技として己の身を守るために、日差しの透過光を利用し敵の眼をくらます効果を狙い、その姿を遺伝し今に受け継いだのではなかろうか?】と想ったのだが...はて?...この考察が正しいか否か?は不明だ。

(あ~でもない。こ~でもない。)と考えつつ、こうした、観察によって抱いた疑問に対する自分なりの考察には、過去の経験を活かした「想像力」が非常に重要になってくるのではなかろうか?と想えた。

 

...言い換えれば...


 ...観察などの経験が豊かであればあるほど「想像力」もそれだけ豊かとなり...と共に、「考察力も豊かとなる」...と言うことになるだろうか...

 

「...さあ!...今日も、元気に自然観察だ~~~(でも、台風が去ってからね💦)」