(レモン県)との異名を持つ広島県の瀬戸内海側はレモンの産地でも有名です。なので今年は是非、タネから(レモン)を育ててみることにしました。


2024:4月11日

 4月に入り、冬季埋めたレモンのタネが発芽し始めました。


2024:5月4日

 卵の大きさから視てナミアゲハのものと想える卵が産み付けられてました。


2024:5月11日

 小さな芽に数個の卵が産み付けられていたのでしょう。葉上に、孵化後間のない体長約2mmのナミアゲハ幼虫が居ました。


【疑問:さて、ナミアゲハ幼虫を、このままこの小さな葉(狭い食草)に放置し続けたらどうなるでしょう?】


2024:5月14日

 小さなレモンの芽に、卵1個に2個体の幼虫の存在は、食草が無くなるが故に(幼虫)の命が危ぶまれます。(他の食草を探しに移動しなければなりません。)

 

...案の定...


2024:5月17日

...2個体の幼虫の姿は無くなりました。(捕食者によるものではないと想われます。)


2024:5月19日



 発芽したレモンの芽に残った孵化間近のナミアゲハの卵の近くで...



...全長約2mmのタマゴバチの一種が触角を盛んに振るわせてました(卵を探しているものと想われます。)


【応答:結局、折角発芽したレモンの芽は散々な形となり、幼虫は他の場所の食草を求め発芽したレモンの芽を後にし、このままでは産み付けられた卵も寄生され育たないでしょう...これで、寄生バチや狩りバチが植物の味方であることが理解出来ますね...】


 我庭には、タネから育てた柑橘類(ハッサク・ミカン・キンカン)の鉢が並んでますが、敢えて、発芽したばかりのレモンの柔らかい芽を狙って産卵するアゲハの本能には驚かされますね、ですが...産卵する際は、幼虫の食欲と食草のバランスも重要になるようです。その例として次にハッサクの鉢の状態を載せてみます...


2024:4月28日

...ハッサクの鉢



 ナミアゲハが飛来し産卵。ですが、↑写真に載せた通り、寄生バチなどにより産み付けられた卵全てが無事孵化するわけではありません。


2024:5月14日

 結局、ハッサク一鉢に育つ幼虫は3個体だけとなりました。(写真は2個体だけしか写ってませんが...)



 終齢幼虫の食欲は特に旺盛です。


2024:5月18日

 ナミアゲハ終齢幼虫3個体によって全滅状態のハッサクの葉...

(*:ナミアゲハ3個体の終齢幼虫がどこにいるか判りますか?(*^^)v)


「とにかく今年はレモンを育てること!このことを目標としてますので...」






 発芽した芽で育つアゲハ類の幼虫は皆処分致しました!

「可愛いから...綺麗だから...の想いもありますが、結局、ヒトにとってのアゲハ類は(害虫)には違いありません!」