昨年の9月...
...トキリマメの葉を丸く切り巣に運ぶハキリバチ類の一種を見付けた。
何と有難いことか、我庭に置く熊手に巣を造ってくれていたので、その後の様子を伺うことにした...
(2023:10,18)...巣を割ってみたところ、花粉団子を(トキリマメ・ヘピリカム・プラタヌス・フジ...他)の葉で包んだ5部屋を確認することが出来た。
(2024:1,11)...再度竹の巣を割り中身を確認したところ、ハキリバチのものとは想えぬ繭から(ハムシ類なのでは?)と想える幼虫が現れた。
(2024:2,9)...(ハムシ類なのでは?)と想えた幼虫は、体長約7mmのアカスジチュウレンジハバチの前蛹(なのでは?との説あり)となっていた。
この日、残る4部屋の中身全てを確認してみたところ...
...2部屋はハキリバチの跡も無く花粉団子のみで、残りの2部屋には何者かが葉を食した形跡(↓:1部屋のみではあったが)と共に...
...体長約7mmの蛾類の蛹らしき1個体と、寄生バエの繭らしき2個体が残っていた。
観察した結果、昨年出会ったハキリバチは己の子孫(遺伝子)を1個体すら残すことが出来なかったわけだが、こうしてみると、その魅惑的な巣造りや生態で我々に生物学的な不思議や探求心は残してくれており、今回の飼育観察上不明点が多かった分だけ(今年は何を魅せてくれるかな?)と、今から期待に胸を膨らませているところだ...