...この「エノコログサに飛来したユスリカのシーンに秋季を感じる...」と言えば、(どこが?...)と成るでしょうが、エノコログサは元より秋季を想わせる上にユスリカの発生時期は大体4月と10月頃となると、(なるほど...)と納得されるのでは?




 9月中旬のこと、終りかけのニンジンの花に訪れたのはパッと見15mm程度のブドウトリバです。その...




...ニンジンの花から懸命に吸蜜するブドウトリバの姿に、やはり秋季を感じずにはいられません...




...枯れ始めたニンジンの茎に訪れたのは体長1~2mmのニンジンアブラムシです。有翅型の存在が拡散する秋季のアブラムシを匂わせますね...


...狭い庭のみでの虫観察にとって、足元をチラチラ飛翔するヤマトシジミは強い味方です。珍しくも無い種なので相手にされることはありませんが、ヤマトシジミは私にとってアイコンに使用するほどの馴染みです。




 その、ヤマトシジミの幼虫とアリ(写真はトビイロシワアリ)の共生関係を観察するのもこれまた一興ですね...


...先日投稿したヤマトシジミの季節型写真から...




...9月上旬発見のヤマトシジミ(メス:高温期型より)の翅表の色彩から...




...この時期、10月に入って発見したヤマトシジミ(メス:低温期型より?)の翅表に変化しつつあります。ここに秋季を感じる上に...




...この時期特に目にするヤマトシジミのペア(上がメス)にも、過ぎ行く夏季を感じます...



...虫の様相に季節を感じる。それが例えユスリカであっても、蛾であり或いはアブラムシであったとしても虫好きの私にとっては何ら差別なく区別などありません。


 虫の様相で季節を感じること、それは私が、他人と比較しない自分自身の感性であり習慣です...