おととい借りた書籍たちのなかでとりわけ面白いのがこちら。
複数の法律家が、科学技術の発展の法規制についてどのような道筋をたどっていくべきか、
それぞれのお題を掲げて論じた小さな本。
ある論文の中の引用にアンリ・ポワンカレ(ナンシー生まれの数学物理学者)の言葉が書いてあります。
" la pensée ne dois jamais se soumettre, ni à un parti, ni à une passion, ni à un intérêt, ni à une idée préconçue,
ni à quoique ce soit, si ce n'est aux faits eux-mêmes, parce que, pour elle, se soumettre, ce serait cesser d'être"
科学者の研究の自由と、法律の規制と、どうやって折り合いをつけていくかは永遠の課題です。
わたしの博士論文のテーマのひとつでもあります。
不思議ですよね、化学の授業大嫌いで数学はアレルギーで、
まったく理系なわたしの姿はどこにもなかったのに、
ずっと医学分野に興味があったんですね。専門的知識など到底ないのに。
不思議なのは、修士をしたときに医療法の専攻学生は90%が、わたしの知る限り女性でした。
やはり生を与えて、そして介護にも深くかかわってきたのが女性だから?とかいろいろと考えてみたり。
さて、シチリアのマンマが動画で作っていたサラダを真似して作ってみました。
昨夜の食事です。
じゃがいも(蒸し器で皮ごと蒸す)
いんげん
オリーブ
ドライトマト
レーズン
ケッパー(刻む)
ツナ缶
白ワインヴィネガー
オリーブオイル
塩
これに、イタリアンパセリと松の実を加えると完璧ですが、
どちらもなかったので割愛。
シンプルイズベスト、なのがイタリア料理の特徴です。
それに、やはり「地中海ダイエット」と呼ばれるように栄養バランスの取れた材料が揃っています。
食事は、その人間の土台を作り上げているので、
食材選びやバランスというのは本当に大事ですね。
イタリアンはその点かなり優秀だと思います。
(肉やソーセージまみれのドイツ料理やアルザス料理に比べてもなおさら笑)
こちらは金曜のディナーの残り、子羊のトマトハーブ煮こみ。
ルクルーゼでじっくり煮込んだんですが、タイムのさわやかさが合います。
こちらはアラブ料理かな。二日目の晩は味がしみ込んでいてなおさら美味しかったです。
お料理は日常生活のなかで一番のストレス発散法でもあります。
知的好奇心が満たされるひと時ともいえるでしょう。
人間の生活の、家庭生活の根源であると考えているから、
ちゃんと食べないとちゃんと生きられないと思うんです。
今日は夕方娘が戻ってくるからイタリアンを食べに行く予定。
美味しいご飯を食べてエネルギーをつけて、明日からまた頑張ります。