最近二つの映画をみました、一つは映画館で。
ウォン・カーウェイ監督、マギーチャンがとーーっても美しいIn the mood for love
60年代の香港が舞台なんですけれど、撮影したころには古き良き香港の姿がなかったのでタイに行って撮影したとか。
使用されている音楽も、マギーチャンが着ている(彼女をみているとダイエットしたくなる!(笑))美しいドレスも、
香港の庶民たちの懐かしくなる食生活も、鑑賞している間すべてに惹きつけられます。
もうひとつ、昨夜気分を変えたくてyoutubeでレンタルしたJeanne du Barry
ジョニーデップがルイ15世の役を務める、愛妾マダム・ドュ・バリーとの恋の物語。
ご存じのようにルイ15世は天然痘でこの世を去りますが、教会の絶対的権力が引き裂く二人の別れには心が痛みます。
衣装や装飾も18世紀のヴェルサイユをそのまま描写したようなクラシックと、21世紀のモダンなドレス、
証明の使い方などがとても面白かったです。全体的にコメディチックですが、最後は本当に悲しかった。
映画はもっと若い時は本当にたくさんみていて好きでしたが、
お産を経てからなぜか2時間ぐらいの時間映画に集中するというのが無理で。
まあいろいろとメンタルが落ち着かなかったからでしょうね。
以下にもわたしのお気に入り映画をご紹介します。
最近結婚したソン・イェジン主演の、私の頭の中の消しゴム。
ご存じ若年性アルツハイマーになっていく妻と、献身的に支える夫の物語。
日本バージョンもあるようですが、観たことはないです。
今は亡き、ウルリッヒ・ミューエの主演作。
彼自身東ドイツ出身ですが、シタージが監視社会を敷いていたドイツの東西分断時代を描いた作品です。
要注意人物を盗聴して監視し続ける彼の変化が切ないのです。
大学時代4年間ドイツ語をやっていて(まったく話せない(笑))、
当時は東西分断に興味があったのでそれにまつわる小説や映画をよく読んだり見たりしていました。
ライプツィヒにも大学との交換制度で1か月だけ滞在して、まだ東西統一から10年めだったので、
フランクフルトやベルリンとの大きな違いは明白でした。
まさか30代になってからドイツのご近所に住む人生になるとはね~。
娘も映画はみまくっていて、遺伝だと思います(笑)。
映画のことを書き始めると長くなりすぎるので、
また機会があれば違う映画をご紹介します。
昨日はインターン生と二人きり。
まだ若い女子ですが、びっくりするほど頭がよくて圧倒されます。笑
もともとイギリスの大学にいてフランスの学位もとっているという、スーパー女子。
でも男性二人の職場にいるとまあ彼女もいろいろと思うことがあるようで、
二人だけの昨日の機会を利用してわたしに様々相談してくれました。
お母さんみたいな年齢ですからね、わたし。
インターンが終わった後、残るかどうか悩んでいるみたいです。
わたしのほうは、二人で仕事場をでてじゃーねーと言う直前にもらった、
弁護士からのメッセージで二人ともひっくり返りそうな大きな仕事が。
彼女と別れた後も、信じられなさ過ぎてその気分のままバスに乗ってしまい、
なんとバス停一つ分、降りそびれました(笑)
正直、自分にとってすごすぎるオファーがひっきりなしに来すぎて、
夢の中をさ迷っているようです。また人生が変わりそう。
ガイジンでも、
シンママでも、
おばちゃんでも(笑)、
娘みたいな小難しい天然記念物級の珍獣と暮らしていても(笑)、
幸せは突然やってくるものなのね。
今日も事務所では論文に取り組みます。
さて、もしうまくいけば日本に少し帰ります。
帰りたい気分半分と、帰りたくない気分半分と。
いろんな事情があるので、その兼ね合いがつけば帰ります。
わが弁護士は「もちろん行っといで~」の人なので相談するまでもなく(笑)。
あっという間に金曜日ですね、明日は娘のお誕生日会です。