木曜日、金曜日はパリっ子のお宅にお世話になりました。
わたしの仕事最終二日間だったのです。子供らは、バカンスでお休み。
パリとストラスブール、離れていて数ヶ月に一度しか会えないけどもう5年もお友達。
きつねのお面はそれぞれの手作り。
ご縁は、パリっ子がストラスブールのおばあちゃん宅にバカンスで来ている間、
公園で知り合ったのがきっかけでした。もうあれからこんなに時間が経つなんて。
おばあちゃまは生粋のパリっ子、16区生まれ・育ちの方ですが、
大変アルザスにも馴染まれています、住めば都でしょうか。
修士の試験のとき、元夫が全然娘をみてくれなくても、
おばあちゃまが率先して娘を泊りがけで預かってくれたこともあります。
両親の滞在中も、食事を用意して招いてくださいました。
そして昨日はおばあちゃん、お母さんにバトンタッチしてドイツやらプラネタリウムやら植物園で遊んできたそう。
お迎えに行くと二人で秘密基地を作って大騒ぎ、そして我が家に帰らないと大騒ぎ。
実はパリっ子のお宅も両親が離婚前提の別居で、わたしは離婚していて、
娘同士一人っ子ということもあって境遇が分かち合えるという感じなのです。
そして本人同士の性格の波長も合っていて、久しぶりだったというのもあるけれどべったり、
とってもとっても幸せそう。
昨日は、わたしの仕事後我が家に帰宅する予定でしたが娘が徹底抗戦。
やはりわたしの両親が帰国したことや、まあいろいろとあるのでしょう。
朝も怒鳴り合いの大ゲンカになる始末。またうまくいっていません。
娘の不安定な様子をみたおばあちゃまのご提案で、急遽泊まらせていただくことになりました。
皆さんこうしてわたしの立場を理解して、寄り添ってくださることが本当に助かりますし、
ありがたくて仕方がありません。
そして昨日の最終日。
普通に仕事をこなして、お昼ご飯を食べていたら。
この数か月仕事を教えてきた学生が、チョコレートと事務所のみんなからの寄せ書きをあつめたカード(さくらちゃん仕様)を。
なんと!嫌いな(笑)公認会計士までが「très heureux d'avoir travaillé avec vous 」と(一緒に働けて大変幸せでした)。
驚きました。
大半が「今度バーで飲もうね」(笑)と、お酒好きなわたしへの花向けの言葉を。笑
今は決算時期なので会計士たちは大変忙しく、わたしが新しい職場に落ち着いて決算時期が終わった時に、
みんなで飲みに行く約束をしています。
法務部の上司と学生がお金を出し合って買ってくれた、リンツの桜味限定ホワイトチョコレート。
プレゼントなんて期待していませんでしたから、とーっても嬉しかったです。
カードもチョコレートもさくら(笑)
本当に愛されていたな。
あの人が辞めてよかったね、と言われるよりも、
辞めてしまうのが悲しい!(5月に入ってからお通夜のような雰囲気でした)と言われる方がやっぱり嬉しい。
初めてのまともな社会人経験、そしてフランスに来て初めての仕事、
さらには法務職。わたしを雇って、知恵を授けてくれた経験には感謝しています。
そして職場環境が厳しいので、
若い人たちがみんな助け合って笑い合ってやってきたこともありがたいことでした。
でもやっぱりやめてよかった。
次へのステップ、不安と期待を胸に。
少しずつ、ゆっくりゆっくりとやっていきます。
たくさんの心配事はあるけれど、考える暇もないほど新しい世界を切り開いていきたいと思います。