クリスマスの朝。

 

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サンタさんが無事に来てくれたという娘が、一生懸命に包みをあけて、喜んで。

こんな日ももうどんどん少なくなっていくんだろうな、成長とともに。

 

そしてわたしへのプレゼントとして置いてあったピアス、

実は娘が買ってくれました。

 

お小遣いはあげていないんですが、パパが毎年ノエルになると仕事場から頂く子供のための商品券を今年も娘に。

大した額ではないですが、「無駄遣いしないで、本当に欲しいものだけを買いなさい」とは伝えてありました。

 

土曜日、夕方買い物にでたときその商品券を握りしめ。

 

先に自分が欲しいな~と思った小さなおもちゃを一つ買ったんです。

 

そのあとに、「ママ、ギャラリーラファイエット行こう」と。

必要なものもありませんでしたが、とりあえず出向いてみました。

 

そうしたら、

「ママ、プレゼント買ってあげるから好きなもの選んで。

わたしはもういいから」というのです。もちろんその商品券から自分で出すという意味で。

 

ありがたくこのかわいいピアスを一緒に選んで買ってもらったんですが、

お会計しているときに涙がでそうになりました。

 

離婚してから、辛いことがたくさんあったけどよほどでない限り涙もこぼれませんでした。

それだけ必死に日々を送ってきたから。

 

娘が、「さくらちゃん買ってもらったし、ママはいつもわたしのことを先に考えて自分に何かを買うことはないから、

わたしがクリスマスは買ってあげるの。時々は自分のことを考えてね」なんて。そりゃ涙出ちゃいます。

 

さてクリスマスのお昼は、フィレ肉を使ったBoeuf en croûte , concassé des noisettes

 

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オーブンで炒ってミキサーで塩と一緒に砕いたヘーゼルナッツと、

バターとパン粉を混ぜ合わせて冷やしたものを牛塊の肉に巻き付けて焼いた一品。

 

お肉には、蜂蜜いりマスタードがたっぷり塗ってあります。

 

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アルザスのマスタード屋さん

お肉の前のプリモピアットは、白身魚のパッパルデッレ。

 

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お魚は、フライパンに入れる前に熱湯をかけてかるく霜降りしました。

 

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夕食は、ポルチーニと鮭のCannelloni

美味しい~

 

夜は静かにイタリアのクリスマスコンサートをみていたら、とても大事な人からメッセージが。

 

「元気?日本かフランスで頑張っていますか?」と。

 

12年前にミラノでお世話になったご夫妻です。

 

即、ビデオで電話をかけてしばし談笑を。

わたしたち母娘を心配してくださっている様子が伝わってきて、泣けてきました。

 

それ以外も、何かにつけて最近涙が出そうになるんです。

泣いていられる状態ではないことばかり続いてきたので、

年末のバカンスで気持ちがゆったりしているからかな?

 

今日は作曲家の先生をご夫妻でお招きしていて、

明日は娘の中国人お友達の遅ればせながらの誕生日会。

 

お料理フル回転の一週間です。