もう少しで新学期。
 
娘はCPとよばれる、小学校一年生に進学します。
 
でも毎日、ママ、わたしは日本に帰りたいの、ずっと日本に住みたいの。
と涙ながらの訴えを受けていて結構しんどい。
 
コロナで帰れなくなって、結構心が痛んでいる人多いと思います。
夏に帰れないから、クリスマスは行けるかな?なんて思っていたけれど、それもどうなるかわからない。
なんにも確かなことなんてないんですね。
 
今後のことを考え出すと止まらないので、
今日の過ごし方、明日の過ごし方、今週の過ごし方、来月最初にやること、
それぐらいしか考えないようにしています。
 
さて、ミラノの親友が昨日所要で日帰りフィレンツェへ。(フィレンツェが本拠地)
フレッチャロッサにのったら行きも帰りもこのようなキットを渡されたそうです。
 
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さすがはTRENITALIA!!!!わたしは結構イタリアの鉄道会社サービスが好きです。
 
いま、フランスもイタリアもQRコードだけでチケット提示できますし、電車の遅れなども全部アプリでお知らせ。
大学時代よく欧州を放浪の旅に出かけていましたけれど、こんな時代が来るなんて思ってもいませんでした。
 
閑話休題、「近い将来」というテーマに戻しますけれど、
今回ミラノに行ってよかったのは、母親業、妻業?!、社会人としてのデビュー、どうやったらうまくいくか、
永遠の独身を豪語するこの親友と語り合えたこと。
 
西洋美術史の研究者である彼女、博士課程を出たときから絶対的に安定した就職先に出会えたことはありません。

コロンビア大学で教えていた時も、数か月の契約、
給与は高すぎるマンハッタンの家賃でほとんど消えるとか、そんな待遇もあったり。
今回もロックダウン直前まで大学で教えていて、いきなり契約を打ち切られたり。
結構面白いお仕事としては、美術館の長期展示会になるとその監修責任者を努めたりということもありますが、それも短期。
 
なので、いろいろな局面を彼女なりに乗り越えてきて、わたしとは違う目線だけれど、修羅場は経験しているのです。

また、彼女がとても仲良しだという同業のお友達は3人のお子さんのお母さんで、美術館で働きながら、
ロックダウンも乗り切って(テレワーク)結構大変さを目の当たりにした様子。
 
だから、ずーーーーっとわたしに「頑張れ!頑張れ!頑張れ!Forza!」しか言いません。

絶対にわたしの言動を否定しないし、批判しないし、でもすべてうまくいくと信じてる。そんな彼女の熱い気持ちを感じるんですね。

わたしの娘を猫っ可愛がりしてくれるのもとっても嬉しく。
 
そんな充電を経たわたし、「これをしようかな?でもあれにしようかな?うまくいかなかったらどうしよう?」
と考えすぎていた自分自身をとっぱらって、
彼女の言葉の通り、いっぺんにいろんなことに手を出して、
じゃあどうする?次は何にしようかな~?という気概に切り替わりました。

イタリアへ行く直前に会ったこちらのママ友に、同様の悩みを打ち明けたら「なんでも手に入るのが人生じゃないのよ」と、ネガティブパンチをくらって暗くなっていたから尚更です。
 
帰ってきてから娘のお相手をしつつ、忙しく過ごしています。思いついたことを、素直に行動に移すくらいですが、、。

昨日の記事に登場した高校生とのかかわりも、わたしの心を外に開くとても良い機会になっています。

日本に帰りたいと思うなら、今できることいくらでもあるし。まずは必要なことは何?ですね。
 
Una Donna in gamba 肝の据わった女性 とでもいいましょうか。
わたしたち二人はそんな女性なんですね。だから大丈夫。そう信じます。
 
本当に会いに行ってよかった。