Romanza という
1997年に発表された、ポップ調が強いアルバムが大ヒットし、
それ以来独特の滑らかな歌い声は聴く人を魅了してきた・・・
イタリアのオペラ歌手 Andrea Bocelli
少年時代の事故と病気が重なったために盲目になり、
そんな苦境にも負けずに一度は弁護士となったが、
子供の頃からオペラが大好きで、
どうしても歌手になる夢を捨てる事ができなかった彼。
夜ピアノバーで細々と歌い続けていた彼は
オーディションを受けたり、デモテープを作る事にも励んでいた時期もあったらしい。
そんな頃、1992年に、昨日の記事でご紹介したイタリアのロックスターZuccheroが
自分の曲Miserere のデュエットをLuciano Pavarottiに頼むために送ったデモテープにも
Bocelliが歌ったものが収録されていたらしく、
そのデモを聴いたPavarottiが、自分よりもBocelliの声を使えと言った事が
オペラの世界で認められるきっかけとなったとされている。
盲目であるにも関わらず乗馬も楽しむような彼に
ピアノバー時代に出会った奥様は、
彼の歌う姿に一目惚れだったという。
下はそのZuccheroとのデュエット、Miserere
(このバージョン、音質があまり良く無いのが残念です)
Romanzaから
イタリア語とドイツ語の珍しいデュエット