関係の混沌 | ゆっくりユウの心模様

ゆっくりユウの心模様

幾つになっても心模様は常に流動している・・・
そんな日々に追憶と新鮮な発見は限りなく



夫は私と同い年。

身体は大きく強く見える。
中身も、体験値が高い分、
いろいろな意味で強く粘りが効く人ではある

しかし甘えん坊で
部分的に非常に夢見る部分が濃い
「少年」である面も大きい。

私にも「少女」である部分は有るが、
その少女は不器用で、人に甘える事が下手だ。

いや、不器用というより、
もともと、
甘える事に自然に寛ぎを得られるタイプでも無いと思う。

甘えられるのは嫌いでは無いし、
嬉しいものではあるけれど
毎日、常にベッタリとされるのが苦手で・・・

身体的だけでは無く、
精神的に常にベッタリというのはもっと駄目かも知れない。

二人で一人というような
一心同体という印象が有る関係が苦手なのだ。

人生を分かち合う事を楽しめる夫婦、
間の距離を縮めたり伸ばしたりして
いろいろな角度から関わり合いを楽しむ、

それが一番心地よい関係だと
私は思う。

そして私には
私たち夫婦は気持ちは繋がっているという
土台が有ると思えるからこそ
常にベッタリでは無くても安定していられる。

でも
夫はそうでは無い。

彼は、母親に充分愛されなかった分
取り返したいのだろうか。

それとも私の愛情表現が足りないのだろうか。

まるでへその緒で繋がっているかのように
常に私と繋がっているのだという、
目にみえる、触る事ができるような
繋がりの証をいつも求めている様に思う。

それが時に私には苦痛となる。

一歩離れていても
それぞれの事に熱中していても
根本は繋がっているじゃないかと私は感じるのに。


でも私は、彼を愛している。

以前の自然さが段々消えていく私たちの関わり方を
なんとかまた軌道に乗せるべく
二人で努力をして修正していきたい。