一言で、面白かった。


相田洋さんの母と息子介護奮闘記。




ちょっとテレビ番組の覚え書きです。


私も祖母が91で、少し認知症もあるので重なる部分もあり…


こうしてビデオを撮っている点も素晴らしいし、お母さんとのやり取りも私の叔父と祖母のやり取りのようにも見えて見入ってしまった。微笑ましい所も多々あった。


私の祖母はまだそこまでひどくは無く、一時期骨粗鬆症で動けなかった時以外はトイレも自分で行けるからこのドキュメンタリーのような排便の問題はまだ無いけど、これからいつそうした問題に突き当たるかわからない。


実際に父の知り合いも数週間前までは普通に話していたのに急におかしくなってしまったらしいし。そう考えると両親だっていつそんなときがくるこわからないのだから毎日を本当に大切にしなきゃと思う…私もこのドキュメンタリーのような陽気な介護ができたるかな?ユーモアを忘れずお互い言いたいこと言い合って…適当な介護?



祖母がぶち当たってきたいろいろなことを見ていると人間に本当に大切なものを学ぶ気がする。これから私も行くであろう道?自分ではどうしようもなくオムツをしなければいけなくなるときも来るし、今日が何日かわからなくて何度も聞いたり、薬も飲んだかわからないし、ご飯だって何を食べたのかなんて思い出せない。そんな誰もが通る道を身を持って示してくれて、感謝してる。



そして忘れてはいけないのが認知症の人は現在を生きる達人だということ。過去や未来ではなく今。だからそのとき感じている感情や考えは本物で、より深いものだって思うの。嬉しいとか悲しいとか楽しいとか。ありがとうとかそうした言葉ひとつも大切なおばあちゃんの気持ち。自分のことはそっちのけで私の心配なんかもする。




歳をとるにつれて、ありのまま、仕方ないものは受け入れて、諦めることも重要で。でも最低限自分でできることは最後まで全て自分でやろうとするその精神、私にも遺伝してるといいな。