生徒が東京藝大付属高校入試の一次を通過 | ピアニスト尾形大介オフィシャルブログ

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レッスンを通じて感じたこと、ピアノ演奏に関すること、舞台裏など綴ります。

今週、20日より始まった入学試験。
生徒が一次選考を通過しました!

東京藝術大学付属高校の試験日程は、
最初の二日で専攻実技、
中一日挟んで、
次の二日で学科・楽典(音楽的素養)試験です。

最初の専攻実技の二日間で足切りが行われます。芸術高校なので当たり前なのですが、
弾けてナンボの厳しい世界です。
ここで基準に達してないと、学科は見てもらえないという訳ですね。

藝大付属の倍率は例年約4倍、
言わずと知れた国内最難関校です。
この専攻実技を突破することが至難の業。
何年もかけて積み上げた本人の努力が実り、
指導者としてもとても嬉しいです!(^^)

試験の位置付けとしては、
まず実技の能力・才能を見て、
学科で基礎的素養を確認する流れ、
と言えるでしょうか。

因みにヨーロッパの音楽学校の試験も同様の形で行われます。思い返せば、リスト音楽院の修士課程への編入試験とか、めちゃくちゃ厳しい基準だったな…
このあたりの留学・入試事情も記事にしてみようかな。

とりあえず生徒としては、チェックメイトまであと一手のところまで来た訳ですが、先生としてはこのまま大過なく学科も通過して欲しいところです(^_^;)