◆病気は意識
何度か書いた内容ですが、改めて書きます。
「病気は病気を意識すること」
慢性疾患(僕で言うとアトピーです)を自力で治すには、このことに気づいて負のスパイラルから抜け出す必要があります。
分かりやすく例えてみます。
風邪を引いたとき、何をもって「風邪を引いたなあ」と感じるでしょうか。
咳が出るとか鼻水が出るとか熱っぽいとか、、、いろいろありますが、
要は「症状を意識すること」です。
これが風邪を引いてない状態との違いです。
風邪引くと、
「あー咳出るなあ」
「あー鼻水出るなあ」
「あー熱っぽいなあ」ってそこに意識がいきます。それが風邪です。
そしてそれが不快なのであんまり動きたくなくなって
自然の摂理に従って寝たり休んだりして自然と治っていきます。
それで治ったら、症状を意識しなくなります。
咳?鼻水?熱っぽい?全然そんなことないっす!(もはや忘れちゃいました、みたいな)
これが治った状態です。
本来、カラダは病気を「意識」することで自然に治し、自然と意識がいかないように(無意識)なります。
このリズムが崩れた状態が慢性疾患です。
「意識」できる症状だけ残ったまま、なんでか治らない。アトピーも長引いている人はそんな感じだと思います。
そこで、今から書く三行がすごく大切なのですが、
「病気を治す」 = 「病気を意識しなくなること」です。
でも、病気を治すのに一生懸命になり過ぎると一日中病気のことばかり気にしたりしちゃいます。
その「病気を意識する時間」こそが病気だったりするのです。
僕はこれに気づいたときは衝撃でした。なんだこの負のスパイラルは、と思いました。
アトピーが辛かったとき、一生懸命に治そうと一日中あれこれ考えたり試したりしていましたが、
一生懸命になりすぎて、もう日々が全部アトピーみたいな。そんなんでは治りっこないのです。それこそがアトピーです。アトピー患者やってますって感じです。
じゃあ、どうすればいいの?
「意識を逸らせばいい」と言う話になるのですが、
意識を逸らす方法は、文字通り「逸らす」
他のことに目を向けるのがベストです。
「気にしないようにする」ってのはなかなか難しいです。
片想いとかを想像すればすぐ分かると思うのですが、
「あいつのことなんか気にしてない気にしてない気にしてない!」
ってめちゃめちゃ気にしてますやんって話じゃないですか。
アトピー以外のことに目を向ける のがとても大切です。
それは「やりたいこと」「やってみたかったこと」がおすすめです。
なぜかは分かりませんが、「やりたいこと」は魔法がかかります。
人生の潤滑油、みたいな。
1日の中で、「やりたいこと」の代わりに「アトピーを治すこと」をしていたら、
逆に、「アトピーを治すこと」の代わりに「やりたいこと」をしていくのがいいです。
ちょっと早足で説明してしまいましたが、「病気は意識」というテーマでいちばん伝えたかったのがこの内容です。
ここまでで何かピンとくるものがありましたら、この先は読まなくても大丈夫だと思います。
少し補足しておきます。
アトピー治療に一生懸命って、たぶん1日10時間くらいアトピーのこと考えています。いや、それ以上かもしれません。
(↑では、それこそがアトピーだと言っています。)
例えば、1日7時間くらいしかアトピーのこと考えなくなったら、
それはちょっとアトピー治ったってことです。
1日10分とかになったら、もうほぼ完治だと思います。
人によっては「症状が治るから、気にしなくなるんでしょ。因果関係が逆だよ。」という意見があると思うんですが
カラダとココロの話はあんまり因果で考えない方がいいと思います。
「相関」で考えた方が柔軟でフレキシブルにいけます。
「カラダとココロはつながっている」って感じです。
そんなわけで、「アトピーから意識を逸らす」生活をしていくと、アトピーが治る方向に向かう
という僕の体験談をシェアしました。