僕のおすすめの皮膚科の先生。山本綾子先生について記事を書かせていただきますね。

皮膚科医 山本 綾子 @アトピー撲滅プロジェクト

僕がなぜ脱ステをやめようと思い、山本綾子先生を受診するに至ったか。



まず、脱ステ3年目をむかえた僕は(いま想像すればかなり)苛立っていた。焦っていた。

「現状を変えたい」という気持ちは強くあるのに結果が出ない。

いろいろ試している。考え方だって生活習慣だって変えたけどなかなか結果が出ない。

「こんな皮膚じゃあヤバい。この水準(レベル)の皮膚の状態を行ったり来たりしてても治る未来が一向に見えない。」
正直、こんな心情だったので、なにか”打開策”があればと強く思っていました。

そこで山本綾子先生の存在を知り、ブログを見てみる。

僕が惹かれた点は3つ。

①「卒ステ=ステロイドを卒業する」ことが明確にゴールとして示されている。
「アトピーは治らないから一生じょうずに付き合って行こうね。」っていう先生じゃない。
この人はステロイド使う先生だけど
「最終的にはアトピーを根治(完治)させ、ステロイドを塗らなくても良い方向に導いてくれる」
というスタンスの先生なんだ、と感じたこと。

②アトピーの症状を改善するための説明が分かりやすいかつ論理的。共感(あるある)もある。
姿勢
食事
生活習慣
など、確かに間違いなく原因があると考えられるところに関して、分かりやすい説明があって、しかも患者さんの声など自分の体験と共有できる部分が多かった。
たとえば、
・姿勢が悪い→お腹に折り線ができる。
・階段を上るときにかかとを地面につけてない。
・立っているとき足の外側を下にしてぺたーってやるクセがある、など。


③一週間で”劇的”に治すと言い切っている点。
これは好みかもしれないですけど、「一週間で結果を出します」と宣言しているところに、なんというか”プロフェッショナル”みたいなものを感じた。
現状を打破できない自分に必要なものは「劇的な変化」だと思った。


そうだ、それともう一点。

④ステロイドの使い方について言及している。
先生のブログに書いてあるステロイドの使い方。
たしかに僕が過去ステロイドを使っていたときの使い方とはまるで違う。
その塗り方ならもしかして治るんじゃないか。
この期待というのもありました。



そして、実際に受診して症状を診てもらいステロイド塗り方説明してもらってステロイド処方。

宣言通り一週間で見事に改善。

(地元の友達に「肌きれいになったね」と言われるレベル。)



で、何が言いたいかと言うと、言いたいことは実はまとめれば二点しかなくて

アトピーを短期間で(なるべく苦しまずに)治すのなら

「早くきれいな皮膚を思い出すのが大事。」ということと、
「正しい方向にガイドをしてもらいながら生活習慣、考え方を見つめ直して行く」ことが重要になってくる、ということ。


「皮膚が正常でないことのストレス」は自分で思っている以上に大きいもので、そのストレスで症状出ているみたいなところもあって、要は悪循環。断ち切るきっかけ、打開策があれば相当、楽になるのです。その役目を担うのにステロイドという文明の利器は”向いている”んですね。

でもそれだけじゃあ治らないよ。というか治るとすら思ってないわ。というところに、

自分で自分のくせとか気付いたり、正して行ったりってなかなか難しいものだから
専門家(お医者さん)に見てもらいながら
「あなたのアトピーは、そこの身体のクセから出てるかもしれませんね」
とピンポイントで言ってもらえればラクだ。
(自分で”数打って当たらない”と辛くなってしまうのだ。)




そうして、

「ステロイドで症状を抑えればだいじょーぶ」なんてのんきな思考ではなく
「ステロイドで症状を一回、抑えたところでアトピーの原因は僕の中に残ってんねん。ここまで来たからには”もっと治す”。皮膚にストレスを感じなくなったからこそ、余裕を持って身体に心にアプローチして行く」という思考を持って過ごした僕がどうなっているかというと


リバウンド、どころか良くなる一方。ステロイドはみるみる減って行った。

最初こそ、がっつりあったがさがさの症状を治すためにしっかりと塗っていたけれど、

僕の場合はそれこそ一週間くらいでだいぶ減り、一ヶ月後にはステロイド塗らなくても大丈夫な場所も増え、

三ヶ月~半年経ったいまでは、ほとんど塗っていない。(症状出たときにちょちょっと塗るだけ。)


無論、先述した通り、「ステロイドでだいじょーブイ!」なんて思考は破滅まっしぐらなことは十二分に思い知っている僕は、ない行動力を振り絞って、工夫を凝らして自分の生活を変えてみた。

具体的には
・思い立ったらストレッチ
・でも、そんなレベルじゃあガッチガチの僕の鋼の肉体←は微動だにしないのでストレッチに通う(プロに頼る)。結果、いまとなっては肩・首の凝りが改善されるわ、前屈が壊滅的だった(高校の体力テストで10点中3)のが、もう少しで地面に手の平がぺったり付くようなレベルに。

・・・でも正直、偉そうなことは言えなくて変えたのはストレッチすることくらいで”変わった”ことが多かったというのが本音です。

・食事が楽しくできるようになる。(症状を気にせず、好きなものを好きなだけ食べるようになる。←といっても脱ステのときの習慣で健康食が身に付いているため、その意識で十分なバランスとれた食事。)
・明るくなる。(出し惜しみしていた笑顔、リアクションが惜しみなく出せる。やろうやろうと思っていたけど症状にコンプレックスを感じていてなかなか明るく出来なかった僕は、きれいになったことをきっかけに意識的に明るくなるようにした→結果、楽しくもなる。)
・脱ステのときに学んだ健康法を”余裕を持って””楽しみながら”できる。
→アトピーを治したくてしょうがなかったときは「結果はいまか、いまか」ともうその焦る気持ちがどうにも捨てられなかった。症状が治ったことで「これやってみよ。」と軽い気持ちで、効果の有無に関しても寛大な気持ちでやれる。それゆえ続きやすいというところもある。
・アトピー意識する時間が減った。
→掻く時間も症状を気にする時間も激減したので、その時間を”元気に””楽しく”有効活用しようとした。


というような感じで”健康になろうとした”というよりは、”元気に過ごした”というのが適切かもしれません。
元気は元気を呼び、みるみる元気に(健康に)なっていきました。



と、僕の状態はこんな感じなのですが


「でもやっぱりすぐに治療・ステロイドというのは抵抗が・・・」


という方もやはりいらっしゃると思います。

最近、綾子先生はアトピー治療に関するセミナーを開催されていて、そこで
・アトピーが起こる仕組み
・なぜ症状を改善する為に姿勢・歩き方が大事なのか
などをシェアされています。

山本先生の言葉によれば

「セミナーでアトピーの仕組みをとにかく聞いてみることで、アトピーに対する不安が激減するはず(つまり、原因わからないから不安だけど、湿疹の理由がわかれば前向きに治療できる)」

と、またも”GEKI”の文字が。。。(今度は「激」ですけど似たような意味ですよね。)


なのでセミナーを受けて山本先生の考え(と知識)・方針を聞いてから、受診するか否かを決めるというのもありと思います。




すごく長文になってしまいましたが、正直、思いはまだあります。(かききれない

なので、最後にあとひとつだけ。


綾子先生を受診することは僕のアトピー治療の最後の一押しになりました。

爆発力のある出会いでした。

そこをきっかけにすべてがプラスの循環に切り替わったんです。

「出会いは人を変える」と言いますが、まさにおっしゃる通りという感じで、

僕の状況が劇的に変わったのは、”人の助け”があったからでした。



同じような境遇の方、あと一歩でプラスの循環へのスイッチが入る方に

シェアできればと思い、この文章を書かせていただきました。

読んで下さってありがとうございます。