半年以上投稿しない間に、PerfumeのライブBDはしっかり見ましたが、今回は、先週LUNATIC FEST. 1日目に参加したときのことを。



会場近くまできた電車の中、ほかの参加者が「チケットなくしたら困るから昨日発券したんだよねー」と…そのとき初めて、チケットを家に忘れるという失態に気付き、取りに戻りました。。

10時すぎには会場着いて、物販行って、11時OAのLUNACYを見る。10年選手たちのパフォーマンスを見て、休憩してディル、X、LUNA SEA。という予定でしたが、実際は会場到着が13時過ぎ。物販の列も2時間待ちで、14時35分からのSIAM SHADEすら見られませんでした。



軽く食事をしてワインを1杯飲んでからステージのエリアに入ると、DIR EN GREYが絶賛ライブ中。後ろの方では、ヘドバンしながらデスボで絶叫する男がいましたが、なんとか前へ前へ向かい、遠目ながら京さんのパフォーマンスに感動しました。

声の種類、音程の幅、強い演奏に負けない強い発声、そしてその切り替え。CDでは伝わりきらない、ボーカリストとしての実力を見せつけられました。

SUGIZOがバイオリンで登場したときにも一盛り上がりありましたが、なんというかDIR EN GREYのステージはあの5人の世界が出来上がっていて、このフェスだからこその貴重なゲスト参加ですが、計6人ではなく5+1人という“ゲスト"感は拭えませんでした。



その後、同じステージでX JAPAN、LUNA SEAのアクトがあるので場所を移動せずに、向かい側のDEAD ENDを聴いていたのですが、またしてもSUGIZOが出演。と思ったらRYUICHIも!予習していたアルバムからは出題されず、暑さと脚の疲労で限界ギリギリでした。あと、ボーカルマイクが終始ハウってたのが非常に気になりました…


さて、DEAD ENDの演奏中から、少しずつサウンドチェックをされていたX JAPANのMOON STAGE。サウンドチェックが終わると、メンバーの名前を叫ぶ人が出てきます。YOSHIKIhideはよく呼ばれますね。なかなか始まらないステージを見ながら、また遅れるのかな、YOSHIKIの機嫌悪いのかもと言う人も…
期待を裏切らない演出でYOSHIKIが登場すると、周りが絶叫し、そわそわし始めます。もちろん自分も。

Xのファンはよく歌うんですね。普段は自分もそうですが、さすがに本人の演奏が聴こえなかったので、ちょっと静止して聴いていました。
なんてよく出来た曲なんだろう、なんてすごいバンドなんだろう、これが一時代を作った人たちの演奏なんだ・・・と思うと、それを直に目にして耳にしていることに感激して涙が出てきました。

MCで約20年ぶりのアルバムリリースを告知すると、YOSHIKIの一言で、唐突に公開録音をすることになりました。
マイクを通して、「SUGIZO良いよね?」と確認してピアノを弾く。レクチャーのためTOSHIに歌わせる。観客は戸惑いながらも大声を出す。本番で何度も何度も同じフレーズを繰り返し、YOSHIKIとTOSHIに褒められました。新譜は買わなきゃですね。
こんな単語で表現するのは恐縮ですが、さすがに場馴れしていて、この人たちは何でもできるんだな、と思いました。

実際にライブを見てみると、このバンドが特殊だと感じる要因はたくさんありましたが、やはりYOSHIKIとTOSHIの才能とセンス・・・というよりカリスマ性がハンパじゃない。当然ながら他のメンバーも全員がすべてを兼ね備えているように見えましたが、彼ら2人は突出しているようでした。YOSHIKI、ピアノにドラムに忙しいし。
さらに、重要なメンバーを二人も失っている。それを残りのメンバーとファンが穴を埋め、カバーしてバンドが成立していると感じました。彼らはしっかりと存在感を残してきたし、バンドもそれを大切にしてきた。ファンの想いも強いし、誰もがそれを受け継いでいる。
ディスプレイのhideが「跳べ跳べ跳べ跳べ!!」と叫ぶと、本当にステージにhideがいるようで、彼らが「天国のhideに聞こえるように」と大声を出させたことには大切な意味があるように感じました。

ちょっと意外だったのは、彼らは思ったよりフランクに話し、笑いもあり、YOSHIKIが感極まって泣いちゃう一幕もあり。あのかっこつけた、かっこいいX JAPANのイメージが少し崩れると同時に、よりかっこよく見えたのでした。


LUNA SEA、ドラムセットのサウンドチェックにやたら時間がかかるな・・・と思って見てみると、なにやら赤い髪の裏方っぽくない人の影。SIAM SHADEの淳士でした。彼が名前を呼ばれながらステージからハけると、ようやくメインディッシュにありつけました。Xで結構おなかいっぱいでしたが、XとLUNA SEAは別腹です。

「Dejavu」や「Rosier」はもちろんですが、「Gravity」のド頭の音が鳴った瞬間、めちゃめちゃテンション上がりました。ギターきれいですよね。
hideに捧げたピンクスパイダーも良かったですね。いい意味で、変なアレンジがなく、ふつうにかっこよかった。

hideに見出され、Xに可愛がられ、多くのSlave(ファン)を従えてこんなフェスを開催するバンド。やはりタダモノではありませんでした。あらためて言うことではありませんが、LUNA SEAの楽曲はライブ栄えします。メロディーとリズムのセンス、メンバーそれぞれの演奏スキルライブパフォーマンス、どれをとってもやはりプロでした。MCではメンバーのキャラがとても活かされていて、真矢ってメンバーにもいじられてるんだな、と。ただ、真矢のドラムの実力は言わずもがな。ドラムを叩いているときは、「火消し」呼ばわりされてノリツッコミしようと前に出て、大事なところで噛んでしまうキャラはまったく見えませんでした。

アンコールでステージに初日参加メンバーを呼び「PRECIOUS…」。終始ノブさん(ex.the telephones)が跳ね回っていたのが印象的でした(彼らのアクトは見られなかったけど、この客層のオーディエンスに受け入れられたのか心配でした)。そんな初日は「WISH」で締められたのでした。


X JAPANとLUNA SEAのライブは、また機会があれば見に行きたいと思いました。
どうしても見たかったバンドはたくさんあったし、1週間で詰め込み予習復習したのに。チケットさえ忘れなければ…
LUNACY
9mm Parabellum Bullet
the telephones
coldrain
SIAM SHADE
Fear,and Loathing in Las Vegas