ここのところ、見たい見たいと思ったまま
結局見ていない映画がたくさんあり、

年明けまでに少しでも消化しようと思い、
レンタルしてきたので感想備忘録。

■『鍵泥棒のメソッド』
裏社会の便利屋・コンドウこと山崎(香川照之)が
銭湯で転んで記憶喪失になったのを機に
自殺し損ねた売れない役者の桜井(堺雅人)が山崎になりきる。

ストーリーの緩急が微調整されていて
ちゃんとテンションが出来上がっていた印象。
なんと言っても、登場人物のキャラが絶妙。
キャスティングも良いけど、キャラの設定がとても良い。
個人的には、広末涼子がもう少し活かされてほしいかな、というところ。

人との繋がりの中で大切なものは「今」である
というメッセージが込められているように感じた。

■『クラウド・アトラス』
時代・地域の違う6つの物語を
前・後半に分けて描かれたSF小説が原作。

初っ端からたくさんの人物の名前がポロポロと出てきたが、
整理が難しく、頭の中に相関図を描けなかった。

ずっと見ているうちに、
あれ?これ・・・トム・ハンクス?これも、これも?
となったときに、テーマを把握した。

いまの時代、CGがすごいのは、ごく普通のことだが
(いや、本当にすごいのだけれど)
とにかく特殊メイクがヤバイ。
あと1人4~6役という演じ分けがヤバイ。

が、いろいろなものが、ぼーっと見ているだけでは伝わってこない。
映像化されてもこんなに複雑だということは、
原作はもっとすごいのだろうと読んでみたくなった。

3時間弱の大作だが・・・返却期限までにもう一度見る。たぶん。
(最後まで、ペ・ドゥナのことを菊池凛子だと思い込んでいた・・・)