ハマってるという表現が正しいのか分かりませんが
最近よく、インタビュー・対談・レビュー・ライブレポート・考察系の記事を読んでます。
通勤にちょっと時間がかかるので、スマートフォンからブラウザで読んだり
地下鉄にも乗るので、Evernoteとかに保存したり。
電車の中でスマートフォンを横にして持って、
ニヤニヤしたり首を傾げたりしていたら、きっとわたしです。


ようやく今日読めたもので、昨日の投稿につながる対談記事があったので触れておきます。


ネット上での楽曲公開と無料化の動きに関して…
http://www.nexus-web.net/s_s2012/2/

>ボーカロイドやネットレーベルのカルチャーを見ていて思うのは、それこそtofubeatsの曲がiTunesで売れたように、
>たとえコンテンツを無料で楽しむことができるのが前提であっても、そこに「お金を払う」ということに
>意味を見出している人がいるということなんです。コンテンツ自体に価値がなくなるというのは、
>「いい音楽を作る」ということの意味合いがなくなるということを意味するのでは全くなくて、
>実はむしろ逆にその価値がどんどん上がっていくことにつながると思います。

制約がない分、自由に"自己表現としての音楽"の限りを尽くせるのは間違いないでしょう。
音楽本来の在り方と言ったら大げさだし、他の在り方を否定するようで嫌ですが
でも、そういうことですよね。
そして、直接コミュニケーションにも繋がることは、ネットの大きな利点だと思います。
スピード感もパッケージ商品とは比べものにならない。
(その分、過ぎ去るスピードも早いと思いますが)


それから、Spotifyという無料聞き放題のサービスの日本上陸が叫ばれていますが
日本でそのサービスがちゃんと機能するかどうかについて。

(先に無料配信しても、実際の売上は伸びた事例に触れて)
>外国のレコード会社や音楽業界が権利に対してもっと緩いし自由だから成り立っていると思う。
>でも日本はそこがガチガチだし、権利にいろいろ堅いディテールまでもが含まれているし、圧倒的に違う。
>サブスクリプションサービスを導入することによってCDやダウンロードの売り上げが増すという戦略を、
>この国のシステムはまだ作れないんじゃないかと僕は思うんだよ。

>リスナーの目線で物事を考えると、音楽が無料だろうが有料だろうが、
>そもそもお金を払いたくない人は払わないと思うんです。
>でも、「なんでも無料で聴ける」ことが前提になった時代でも、音楽を聴くこと自体ではなく、
>そこに自分が価値を感じたり共感したり応援したいという気持ちを表現するためにはお金を使いたい、
>という気持ちのある人間が一定数いる。
>それが、海外の無料ストリーミング配信や日本のボーカロイドカルチャーや
>ネットレーベル周辺で起こっていることだと思うんです。

日本の音楽産業の在り方・リスナーのスタンスの現状を
レコード会社やミュージシャンなどの制作者側がしっかり捉えて
上手に付き合わなきゃいけないのかな、と。
でも、音楽産業の"在り方"は新たに作ったり変えたりできるはずで、
それを誰がどう仕掛けるか、それとも自然発生的な流れに任せるか…
そのカタチはいろいろあるんだと思います。
どれも正解だし、どれも正解じゃない。

ネットの普及で全世界とすぐに繋がることができるからこそのメリットとデメリット。
音楽やカルチャーに限らず、その地域に合った運用の仕方を見つけて乗りこなせるかどうかは
管理する人と、ユーザーにかかってるんでしょうね。
あれ…こんなに機械化されてるのに、結局は人間だ。


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まったくの余談ですが、先ほどTBSで放送されたA-studioに吉井和哉が出演してました。
あの人の、あの異常なまでの色気はどこから来るのでしょう…
顔やスタイルや音楽はもちろん大好きですが
男としてというよりも、人間としての色気がたまらんのです。
しかし、お子さんがもう大学生とは…良いなあ、あんな父親。