もろもろの検査をして、いざ手術日。

手術日の前日に入院をして、次の日に備えるんですが、
手術日の起床時間が早くて、前日にしっかり寝れなかった(--;)
しかも、朝ご飯食べられないから空腹。
と言っても、私の場合はお腹が膨れすぎてて胃が圧迫されてるから、さほど空腹で飢えてる感はなかったけど(* ̄∇ ̄*)

どちらかというと、
麻酔やらを打つ関係で朝が早くて、
起きて浣腸して
手術室に移動っていうのが
なんか辛い。眠すぎるのと、緊張とで。

さて、いざ手術。
全身麻酔をかけられた。

手術の前の検査の時に
肺の検査(肺活量)をやったり、MRI検査をやったりしたけど

全身麻酔の感じは、造影剤を入れられてるのと似た感覚だった。
造影剤は体が熱くなる感じだったな。

全身麻酔は背中のところから入れるものだったけど、
こちらは冷たい感じだった記憶がある。

全身麻酔は背中を思い切りまるくして~って言われるやつなので、よく痛いと言う話を聞くけど、
私はあんまり痛いという記憶がなかった。

多分、怖くて、それどころじゃなかったんだと思う。
手術台って冷たくて固くて
そんなところに1人で乗ってるんだもん。
そして、酸素マスクつけられて…

麻酔が入っていったとき、
どんどん意識が無くなっていったのは覚えている。

あとは、手術してくれる先生に身を任すのみ。

どれだけ時間が経ったかは分からないけど、
手術が終わったあと、
部屋に戻っていった。

部屋に戻るあいだ、私は不思議な夢を見ていた。

夢の中で花畑みたいなところを歩いてて
心地いいなぁって思ってた。
行きたい方向は水の音がしていた。
そのとき、後ろから名前を何度も呼ばれて
私は振り返った。

そう、振り返ったときに目が覚めて、
目を開けた途端に、家族や旦那さんが周りにいるのを見た。

すぐにまた眠りに落ちてしまったけど、
このとき、自分がベッドに横たわっていて
酸素マスクつけてることは理解した。

あとからふと思ったけど、
あの夢の中の世界、振り返らずに先に進んでいたら
大変なことになってたかもしれない。

後から母に聞いたけど、
手術が終わったあと、スタッフさんから
本人が目が覚めるように家族の人が何度も声かけてください、大きい声で、と言われたそうだ。


さて、部屋に戻って目が覚めたころに
旦那さんが手術中に取れたものの話をしてくれた。

どうも、私のお腹の中のものはティッシュ箱を一回り小さくしたサイズのものがあったらしい。
その中身は人毛とか歯とかが入ってるタイプの
皮様嚢腫だったらしい。

そして、破れかけていたらしくて
もう少し遅かったら救急車で運ばれて
卵巣摘出だったかもしれないそうだ。

すごく大きな嚢腫だったわけだけど、
主治医の先生が、両方ともきれいに取り除いてくれて
卵巣が二つともきれいに残った。

もともと、卵巣って親指サイズらしいけど
私の場合は、両方ともその何十倍の大きさになっていたから、
ここまでくると全摘出もあり得るらしい。
ってか、悪性が予想される場合は全摘出だよね💦

病理検査に回された結果、良性だった\(^-^)/

主治医の先生は手術が上手だと評判の先生だったので、その先生曰く、
卵巣嚢腫は大抵、良性が多いそうだ。
特に私みたいに大きくなりすぎてるものは。

ただ、卵巣嚢腫で怖いのは、
大きくなり始めたころに起こる茎捻転。

私も言われたけど
走ったり跳んだりすることで、嚢腫が捻れてしまって、激しい腹痛に襲われることがあるそうだ。
これになった場合は、卵巣摘出と言われた。

まぁ、結果的に私の場合は大きくなりすぎて、
お腹の中で回る余裕もなかったから良かったけど(笑)


あと、大きくなりすぎると破裂するらしいので、
破裂したときに漏れる液体は厄介らしい。


そんなことで、私は時期が良かったのか
すくすくとお腹の中で嚢腫が大きくなるだけで済んだ。


手術前は妊婦さんと間違われたくらいのお腹も、
手術後はスマートになってたいた。