昨日は勤めている小学校の卒業式でした。
私が学校司書として働き始めた時、彼らはまだ2年生。
今年の卒業生には、なかなかやんちゃな子が何人かいて
図書室でも何度か大騒ぎされたことがありましたが
それだけ思い出も多く、立派に式をやり遂げた姿に
胸が熱くなる場面が何度もありました
コロナ禍があけて、久しぶりに卒業生の言葉と歌があったのも感動的でした。
突然休校になった時、彼らは3年生。
卒業生の言葉の中でも触れられていました。
ギャングエイジと言われる時を不自由な形で過ごすことになったということを
改めて感じて、彼らなりに頑張ってきたんだなぁ
大変だっただろうな、と思うとなおさら感慨深いものがありました。
小学校の図書室で働き始めたばかりの頃、迷いのある中で
一番関わりが深かった子どもたち。
辛辣な言葉を投げられたこともありました。
子どもがいない自分のことを「だからダメなのかな」と思ったこともありました。
ただ大きな声で怒るんじゃなくて、向かい合ってみよう。
そう思うようになったのも、子どもたちなりにしっかりとした思いがあるのだと
思うようになったのも、全部一緒に過ごした時間の中で教わったことです。
本が好きな子も多かったけど、なかなか自由に読んでもらえなかったのは
心残りでもあります。
そして、少し自分のことを重ねている部分もあります。
コロナ禍がきっかけで、歯車が狂いはじめた夫婦関係。
2年近く、拗れた関係になってしまったけれど、
それがやっと終わった今、新しい生活に向かっていく時だから
なおのこと、心に響いたのかも知れません。
このタイミングで異動になり、学校を離れることにもなりました。
何か大きな節目のようなものを感じます。
色々なことがデジタル化されたり、オンライン化されたりするけれど
こうやって集まって式をして、温かい拍手や眼差しに見送られることは
本当に大事だし、ずっと続いて欲しいと思います