12月26日・・・・父が空へ旅立った日・・

 

もう6年も経ったのだなぁ・・

 

毎年クリスマスが来るたびに思い出します

 

 

最後の入院をしてしばらくはおしゃべりもできて

 

12月の前半は家族の誕生日が続いているので

 

「誕生日が命日になるわけにはいかない」と言って

 

1日でも長く生きようと思っていたようでした

 

そのうち会話も難しくなって

 

クリスマスにはあごで呼吸をするようになりましたが

 

きっと父の心の中では

 

「クリスマスを命日にするわけにはいかない」と

 

思っていたのでしょう

 

クリスマスが過ぎて26日の未明に旅立ちました

 

家族に見守られて逝きました

 

私自身の治療が終わってすぐの父の胃がん発見で

 

面倒をみられるのは私しかおらず

 

もともと家族関係もよくなかったので

 

心も身体もボロボロになりながらの看病でした

 

 

でも6年経ってみて

 

いろいろあったけどきっと気持ちの表現の下手な人だったんだろうと

 

それなりに親でいてくれたんだろうと

 

そして、自分はすごくつらいつらいと思っていたけど

 

「普通ではないかもしれないけど、特別なことではない」

 

と思えるようになりました

 

 

やっとこさ受け入れられるようになりました

 

 

父が亡くなった日の夜

 

家族みんなで「看病、お疲れ様」の気持ちで行った銭湯で

 

父の好きだった「千の風になって」が流れてきて

 

お湯の中でボロボロ泣いたことを思い出します

 

顔を洗ってごまかしましたが・・

 

きっと今日も風になって大空から私たちを眺めていたかもしれません

 

お父さん

 

私は前を向いて生きていますよ