おはようございます。
またしても今日もド真面目なブログを書かせて頂きます。
音楽のジャンルに関わらず20代でプロを目指している方は多いと思います。わたしの教室でも20代の生徒さん達は、なんらかの目的の上レッスンを受けにいらしてる方が多い傾向を感じています。
これから大したアドバイスではありませんが、わたしのこれまでの経験から得たものを書かせて頂きます。わたしは音大卒業後さらに
音楽を学びたく、バークレーに留学するか日本で勉強するか迷っていた時期がありました。結局、費用のことやその他諸々で日本の音楽専門学校に通う選択をしました。
音大卒業してからも10年ほどは勉強の期間だったと思います。
その間、音楽事務所での勤務やサイド的に演奏や指導や作曲、編曲の仕事にはついておりました。
しかし、本業は一般企業で収入を得、生活はその収入で賄っておりました。
ある時、ジャンルの違う友人(その友人は芝居で役者を目指してる方でした)から助言を受けました。その方も先輩から教えられたそうですが、『芝居にしろ音楽にしろアーティストを目指している人は若い時はなりふりかまわずそれだけに没頭する人が多いけど、結局は途中で挫折する人が多い』とそれはなぜかというと、生活は二の次でそれだけしか考えていないから。生活力もなく収入もなく芝居の練習三昧、音楽の練習三昧、これではそのうち挫折してしまいます。
やりたいこと(学びたいこと)というのは、ある程度の生活基盤が整った上でやるのが本当の姿です。
その方(先輩)から教えられたことは・・・
経済
健康
好きなこと(学びたいこと)
この順番を無視して好きなことを優先していたら、そのうち健康も害し、学びたいことも長続きしません。
わたしは20代の生徒さんにはこのことはよく話しています。
音楽にしろなんにしろ勉強するには当然お金 がかかります。
生活が十分出来る経済範囲で賢く、良いトレーナーを選んで下さい。
そして音楽の仕事に付く場合、日本では実力はともかく、なんらかの実績というものがどうしても評価対象となっています。音大受験生にはとにかく合格するようわたしも親身になって指導させて頂いております。しかし音大出身でなくとも実績を作ることは十分可能です。クラシック(ピアノ)の生徒さんには、ヤマハのグレード、またはコンクールで実績を作ること、ポピュラーの生徒さんにはとにかくオーディションを受けることを積極的に勧めています。
20代のうちは生活基盤をしっかりたて、十分勉強に専念して下さい。