先日読み聞かせをした本です。





あらすじ

ある日の5年生の授業。担任のおおにしせんせいは「今日は1時間目から6時間目まで図画工作にします」と言うので、クラス全体はビックリ!
“ぼく”はあっという間にろうかの絵を書いて「終わった〜」と喜んでいたけれど、おおにしせんせいがやってきて…。


作者は、『いいからいいから』や『ぱんやのろくちゃん』などを書いた長谷川義史さん。


先日は、育成学級(特別支援学級)で読みました。

事前に担任の先生からは「あまり本は読まないんです」と聞いていたのですが、とても一生懸命に聞いてくれました。

時々絵を見て気づいたことを言ってくれるのですが、その視点が私の気付かなかった所で

「ほんまやなぁー。」と対話もしながら読み進めました。

お話も素敵なのですが、何と言っても長谷川義史さんの絵の力を感じました。


小学校の授業で読み聞かせをすると、中には「静かに聞きなさい」と指導される先生もいらっしゃいます。

また、図書館司書の読み聞かせ研修でも、あまり感情は込めずに子どもたちの想像を広げましょう、

読み終わってからも感想は聞かず、個人個人の自由な感じ方を尊重しましょう、と習います。


でも、私は読み聞かせを通して子どもたちとコミュニケーションを取れたことが楽しかったし、

素直な反応に答えたいという気持ちで、自然と言葉が出てきたのでした。

友だちのひと言から「そういう感想もあるんだな」と思うこともあるだろうし

「私はこう思いました」と自由に感想をやり取りすることで、世界が広がっていくのでは、

そんな風に感じるようになりました。


もう一つ、個人的な発見は

「関西弁で書いてある本は読み聞かせしやすい」ということです(笑)

前に『おばけのきもだめし』を読んだ時も思ったのですが、

自分も読んでいて楽しいと、伝わり方も違うものだなぁと思います。


そう思うとやはり、日頃から大好きな絵本を増やしていきたいな、と思いました。