お参りされた方、名前をご存知の方はかなりの通の方だと思います。
たくさんの重要文化財の仏様がいらっしゃり、仏像マニアの方はきっと時間が経つのを忘れてしまいます。
禅定寺は宇治と近江信楽、瀬田を結ぶ街道沿いにあります。
宇治と東海道を結ぶ古道で禅定寺越えと名付けられています。
奈良東大寺の別当であった平崇（へいそ）が、平安時代中期に建立した華厳宗の寺院で、創立当時は、藤原摂関家とのつながりも深く、広大な山林を所有し、多くの堂塔が建てられました。
戦国時代に衰退しましたが江戸時代に曹洞宗に変わり復興しました。
ご本尊は十一面観世音菩薩 、お供の日光、月光菩薩ともに平安時代の仏様で重要文化財に指定されています。
その他、重要文化財に指定されている仏様は
四天王立像（持国天、増長天、広目天、多聞天）
文殊菩薩像
地蔵菩薩像
とあり驚いてしまいます。
お寺の参道です。
石段を上って行きます。
１１月１日でしたが紅葉が少し始まっていました。
左の石塔は鎌倉時代の作です。
正面の茅葺き屋根の建物が本堂になります。
秋明菊が可憐に咲いていました。
お庭もすっかりと秋の佇まいです。
京都は奥深いですね。
京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺庄地100
公共機関
ＪＲ奈良線「宇治」、京阪「宇治」、近鉄「新田辺」より
京阪宇治バスで、「維中前行き」「工業団地行き」「緑苑坂行き」で「維中前」又は「岩山」下車、徒歩約３０分
毎月１３日は「維中前」からの猿丸神社行き臨時便に乗り換え、「禅定寺」下車
地図
私の写真はＰＩＸＴＡでも見られます。
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