アーティスト

 レッド・ミッチェル・カルテット

 (Red Mitchell Quartet)

 

アルバム

 プレンゼンティング・レッド・ミッチェル

 (Presenting Red Mitchell)

  

 

1957年ロサンジェルスで

レコーディングされリリース

 

70年近く前のレコーディングですが

音質の良さを追求した

コンテンポラリー・レコード

(Contemporary Records)らしい

とても音の良いアルバムで

 

 

 

私の所有アルバムは

1974年に再発売された

コンテンポラリー

ジャズ・1500・シリーズとして

キングレコードから発表の

アナログ・アルバムで

ジャケットには猫も

ベースを弾いています

 

 

  

収録曲は

 

Side 1

01-スクラップル・フロム・ジ・アップル

  (Scrapple from the Apple)

軽快でノリの良い曲で

ライターは

アルト・サックス・プレイヤー

チャーリー・パーカー

(Charles Parker=1920-1955)が

1947年に作曲した

モダン・ジャズの名曲

 

20歳でマイルス・デイヴィス

(Miles Davis=1926-1991)の

アルバムにも参加した

ニューヨーク出身の作曲家で

サックス・プレイヤー

ジャッキー・マクリーン

(Jackie McLean=1931-2006)や

 

チャーリー・パーカーの優れた門下生

サックス・プレイヤー

ソニー・スティット

(Sonny Stitt=1924-1982)他

多くのプレイヤーが

レパートリーとしています

アルバムから

スクラップル・フロム・ジ・アップル

 Red Mitchell quartet Scrapple from the apple 1957

 

 

02-レイニー・ナイト

  (Rainy Night)

フルートで始まる

綺麗なメロディーの曲で

ライターは

レッド・ミッチェル

アルバムからレイニー・ナイト

 Red Mitchell quartet - Rainy Night

 

 

03-アイ・ソート・オブ・ユー

  (I Thought of You)

ベースとピアノの

ソロが心地よい楽しげな曲で

 

ライターは

レーベルとライナーには

レッド・ミッチェルとなっていますが

 

ライナーの解説には

「この曲もレッド・ミッチェルのオリジナル。

1955年ジミー・ロリンズが作曲した

スタンダード・ナンバーで、

美しいメロディーをもったラブ・ソングた」

紹介されていて

正式な作曲者が良く分かりません

 

ちなみに

ジミー・ロリンズ

(Jimmy Rollins=生没年不明)は

ダラス出身のソング・ライターで

ギター・プレイヤー

オーディオ・エンジニアや

レコードプロデューサーでもあり

作詞・作曲のリストには

I Thought of You(1955年、1983年更新)と

記載があります

 

また他に同名の曲で

1939年ジミー・ヴァン・ヒューゼン

(Jimmy Van Heusen=1913-1990)作曲

ジョニー・マーサー

(Johnny Mercer=1909-1976)作詞

 

マイルス・デイヴィス

(Miles Davis=1926-1991)

ビリー・ホリデイ

(Billie Holiday=1915-1959)

フランク・シナトラ

(Frank Sinatra=1915-1998)

エラ・フィッツジェラルド

(Ella Fitzgerald=1917-1996)他

多くのジャズ・アーティストが取り上げ

同名のスタンダード・ナンバーもあります

アルバムからアイ・ソート・オブ・ユー

 Red Mitchell quartet - I Thought Of You

 

 

04-アウト・オブ・ザ・ブルース

  (Out Of The Blues)

ウキウキするミディアム・テンポの曲で

マイルス・デイヴィスの作曲

1953年発表のアルバム

Out Of The Blueに

収録されていた曲の様ですが

詳細情報が見付かりません

アルバムからアウト・オブ・ザ・ブルース

 Red Mitchell quartet - Out Of The Blues

 

 

Side 2

01-ボールズ・パル

  (Paul’s Pal)

フルートの心地よい

メロディーで始まる曲

 

ソニー・ロリンズ

(Sonny Rollins=1930-)の作曲で

サックス・プレイヤーの

ソニー・ロリンズ

 

マイルス・デイヴィス

最初に結成したバンド・メンバーから

マイルス・デイヴィスを除く

 

サックスのジョン・コルトレーン

(John Coltrane=1926-1967)

ピアノのレッド・ガーランド

(Red Garland=1923-1984)

ベースのポール・チェンバース

(Paul Chambers=1935-1969)

ドラムのフィリー・ジョー・ジョンズ

(Philly Joe Jones=1923-1985)と

1956年にレコーディングしたアルバム

テナー・マッドネス

(Tenor Madness)の収録曲

 

曲名はアルバムに参加しているベースの

ポール・チェンバースの仲間

と言う意味だそうです

アルバムからボールズ・パル

 Red Mitchell quartet - Paul’s Pal

 

 

02-サンデュ

  (Sandu)

トランペット・プレイヤーの

クリフォード・ブラウン

(Clifford Brown=1930-1956)が作曲

 

1955年のアルバム

スタディ・イン・ブラウン

(Study in Brown)に収録

後にジャズのスタンダートとなった曲

アルバムで曲名はサンデュと

カタカナ記載されていますが

サンドゥと表示されることもあります

アルバムからサンデュ

 Red Mitchell quartet - Sandu

 

 

03-チーク・トゥ・チーク

  (Cheek To Cheek)

原曲はスロー・テンポの曲ですが

今回アップのアルバムでは

軽快なアップ・テンポ

 

1935年ラヴ・コメディーの

ミュージカル映画

トップ・ハット(Top Hat)で

フレッド・アステア

(Fred Astaire=1899-1987)と

ジンジャー・ロジャース

(ginger Rogers=1911-1995)の

ダンスシーンで

フレッド・ステアが歌った曲

ライターは作詞作曲とも

アーヴィング・バーリン

(Irving Berlin=1888-1989)

アルバムからチーク・トゥ・チーク

 Red Mitchell quartet - Cheek To Cheek

 

 

 

アルバムのレコーディング・メンバーは

 

 

 

ベース

レッド・ミッチェル

(Red Mitchell=1927-1992)

ニューヨーク生まれ

ニュージャージー育ち

ピアノやアルト・サックス

クラリネットを学び

コーネル大学では工学を専攻

米軍でベースを弾いていたようです


ウディ・ハーマン

(Woody Herman=1913-1987)や

ビリー・ホリデイ

(Billie Holiday=1915-1959)の

レコーディングに参加し

 

後にストックホルムへ移住

1972年設立で

スウェーデン出身者や

在住の外人アーティスト

スウェーデンで作成されたり

スウェーデンの聴衆を

ターゲットにした音楽に与えられる

スウェーデン・グラミー賞を

授与されているようで

40作品を超えるリーダー・アルバムを

発表しています

晩年はオレゴン州に戻り

65歳で永眠との事です

 

フルート&テナー・サックス

ジェームズ・クレイ

(James Clay=1935-1995)

テキサス州ダラス生まれ

地元のバンドに参加

その-103で紹介の

ナット・アダレイや

ウェス・モンゴメリー

(Wes Montgomery=1923-1968)

レイ・チャールズ

(Ray Charles=1930-2004)他と

アルバム・リーダーやサイドマンとして

レコーディングをしていて

5作品のリーダー・アルバムと

15作品に近いサイドマンとしての

アルバムを発表しています

 

ピアノ

ロレイン・ゲラー

(Lorraine Geller=1928-1958)

オレゴン州ポートランド生まれ

ニューヨークで女性のみの

ビッグ・バンドに加入

ご主人はサックス・プレイヤーの

ハーブ・ゲラー

(Herb Geller=(1928-2013)

 

後に夫妻でロサンジェルスに移り

ウェストコースト・ジャズのフレイヤーや

チャーリー・パーカー

(Charles Parker=1920-1955)

デイジー・カレスビー

(Dizzy Gillespie=1917-1993)

ともに演奏をしたり

マイルス・デイヴィス

(Mils Davis=1926-1991)

チェット・ベイカー

(Chet Baker=1929-1988)の

アルバムにも参加していましたが

心不全で30歳と若くして他界

3作品のリーダー・アルバムを

発表しています

 

ドラムス

ビリー・ヒギンス

(Billy Higgins=1936-2001)

カルフォルニア州ロサンジェルス生まれ

22歳でフリー・ジャズの

アルバム・レコーディングに参加

ハービー・ハンコック

(Herbie Hancock=1940-)

ミルト・ジャクソン

(Milt Jackson=1923-1999)

パット・メセニー

(Pat Metheny=1954-)

セロニアス・モンク

(Thelonious Monk=1914-1982)他や

 

ブルー・ノート・レコード

(Blue Note Records)の

ハウス・ドラマーとしても

数十作品のアルバムに参加

 

サイドマンとしては

アルバムは100を超え

自身のリーダー・アルバムも

8作品を発表しています

 

 

●おまけ

収録7曲のうちSide 2 の3曲目

チーク・トゥ・チーク

ボーカル曲でも有名ですので

ジェーン・モンハイトのライヴで

チーク・トゥ・チーク(ベースはロン・カーターです)

 Jane Monheit - Cheek To Cheek (Live At The Rainbow Room)

 

 

●余談

コンテンポラリー・レコードは

現在活動はしていませんが

1951年ロサンジェルスに設立された

ウェストコースト・ジャズを

発表していたレーベル

 

●お礼

長々とお付き合いを頂き

心より感謝申し上げます

厳しい寒さの時期ですが

あと少しで暦の上では春

温度差に負けないように

お過ごしください