3: CHROTO

 三バンド目、CHROTOは、Gt&Voイトキン、Gt高橋翔、Bass西野遊、そして今回のサポートドラマーは新しくVIVAROSSAより大津一真を迎えてのアクトとなる。拍手と歓声の中で登場した彼らは、静かに楽器を構えたかと思うと、勢いよく一曲目「(Dream isDESTINY」を始める。突き抜けるように自在に高音を響かせる歌声と、ギターソロが印象的なこの曲で、初っ端から客席を圧倒していく。続く「LEVEL.0」はドラムが刻むリズムに、二本のギターの絡まる音が支えられてより勢いを増して曲が客席へと届く。すごいすごいすごい。ライターである私自身も手を止めて見入ってしまうほどの、引力。

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三曲目「トロイメライ」は、
Voイトキンの歌声がたわむ音に見事に合わさる魅力的な一曲。爆発的な音楽の展開に、客席から拍手が湧く。四曲目「Pixies 4」では観客に手拍子をうながし、ライブハウス全体をぐっとステージに近づけていく。はね上がるメロディーラインに、陶酔さえ覚える歌声。リズムに合わせて手を上げる観客もあらわれはじめる。

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 SAVE OUR MUSIC
を盛り上げ、「まだまだついてきてくれるかー!」とBass西野が笑顔でした問いかけに、思わず自身も手を上げてこたえたくなる。「EDEN」は、スネアドラムの抜ける音が疾走感を醸しだす一曲。きめの濃やかな音の一つ一つは、歪みまで計算に入れられているように感じられる。続く、「SAINT」では、そのテクニカルな音がより勢いを増していく。キャッチ―なサビと速いテンポ。ギターとベースは客席へ身を乗り出すようにして演奏を披露。


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 「今日はありがとう」。ドラムのシンバルがきれいにリズムを刻む「
Genocide」は、手拍子をして、頭を振ってCHROTOの演奏に身をゆだねたくなる、吸引力のある曲。ライブハウス中を熱くして、彼らはステージを後にする。

「アンコール!」「アンコール」拍手とともに続く声に、CHROTOは再びステージに立ってくれた。本当に最後の一曲「イマジン」を始めるために。圧倒的な音のうねり、高音部まで丁寧かつ、よく響くギターに、パワフルというよりソウルフルな歌声。Bass西野が途中、客席へと降り立つと、熱気は最高潮に。始まりはどうしても隔たりが存在してしまう、ステージと客席の温度差をCHROTOは見事に埋め、ステージと同じくらい客席に熱を流し込んでいった。熱気冷めやらぬ客席に笑顔で別れを告げて、SAVE OUR MUSICの幕を、CHROTOは静かに引いた。惜しむ気持ちと素晴らしいアクトへの感謝の両在する拍手が、いつまでも彼らに贈られていた。


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