千葉さんの映画って、今見るとなんですけど、時代的な問題もあって、
なんかコミカルというか滑稽なものが多かった気はする。

残念ながら空手映画なんかはそのイメージが抜けきれない。

その当時、空手バカ一代での極真空手と、千葉さんの空手映画シリーズって、格闘技ブームの火付けやったってのはなんとなくわかります。関根勤さんなんかがよく真似をする一連の動きなんかはまさしくそんな感じです。

これは千葉真一さんの責任でもなくて、ブームを仕掛ける側の意図もあったと確信しています。オカルトチックというか、空手という格闘技からのギミックを使っての超能力って言うんですか…そういう意味合いを含んでいたのではないか。

当時って、TVでもプロレス以外の格闘技番組よくやってたはずですし、大衆化という点においては、
悪くなかったと思います。

あと意外に千葉さんって暴走族の映画なんかにも出てたんですよ、ちょうど矢沢永吉さんのキャロルが流行って解散したころ、舘ひろしさん&岩城滉一さんのクールスとの共演です…

 

今は半グレとか色々事件があったりする。そのルーツ(起源)になりそうぽい所に見えなくもないです。当時で見ると、そこらの「支援者」とかも見えては来るんで、ここらはあんま好きじゃないんですけれども…警察の人なんかもそう見てるんじゃいますか。

音楽的に言うと、曲を聞いている限りでは、もし舘ひろしさん(岩城さんもちょろっと)の曲を、
矢沢永吉さんが彼らの曲を全部歌ってたとしたら、どんだけ売れてただろう…それはよく考えます。
(あえて「俺の話を聞け」おじさんはスルーします)

だから千葉真一さんって、あんな暴走族の映画にも出てるんだ…とびっくりした思い出。

ここからは、あくまで僕が当時の時代背景の推測です。

当時、政治ではロッキード事件があったりいたしまして、そのちょっと前にはいわばあさま山荘事件とか、日本赤軍があったりして、学生運動の終焉を迎えた「後の時代」ほいでキャロルとか、ベイシティローラーズやpunkブーム、ロマンポルノなんかもこのあたりに出てきたんじゃないでしょうか。


 

また再び若者たちが60年代後半から70年代前半辺りの、いわばカルト宗教チックな一連の左翼運動に傾倒しないような、そこらの娯楽政策の一環だったんかな・・・と思ったり思わなかったり。

僕はここらの時代の映画見ながら、そう感じました。

あともう一つは、中型&大型バイクブームの火付けの広告塔がこの暴走族映画ではないのかなと。スポンサーがYAMAHAとかSUZUKIとか、ハーレーとか大きな宣伝できそうですしね。松田優作さんが探偵物語でベスパ乗ってたじゃないですか?あんな感じ。この頃、750ブームもあったと思います。週刊チャンピオンに、ドカベンと並んでナナハンライダー(750ライダー)?

そのマンガ読んでた記憶あり。他にも一連のバイクや車漫画がたくさんあったよ。ふたり鷹とかなかった?陣内孝則さんの歌、あれ名曲だよ。以前話したグランプリの鷹とかもそうでしょうし、よろしくメカドックとかはずいぶん後ですけれども。

つまり、そういう日本のガソリン自動二輪&車製造業メーカー全盛だったのかもしれない。
 

 

 

一方、今の時代、アホみたいな日本の恥ずかしい大臣が、

「エコカーに乗ろう!」「これからの時代は…」

と偉そうに言ってカンニングペーパー読んでいるような時代…


あと余談ですが、千葉さんって、出演作を見ても、結構ライトウィング的な方だったのかなと想像してるところはあります…笑

 

その点はなんかながぶっさん(長渕)に似てます。

 

 

 

 

おっと、これは音楽ブログ。

話を戻そう。

最後に。

ちなみにその暴走族映画の主題歌をプロデュースしたのが、後にビーイング大旋風を巻き起こす長門大幸先生(ドーベルマン刑事も同じ)で、歌っていたのが、

 

なんと若き日の氷室京介先生

(ほうれん草力)だったことは、

数年後のバンドブーム時代の未来への趨勢を予言したものなんでしょうか。

知らんけど。

終わり。