イギリスで音楽を学び、
ピアノ指導歴21年の、
バイリンガルピアノ講師、
music en famille音楽教室の菅村実華子です
日本に帰国してから10年以上が経ったのですが、
ここ数年、バイリンガルの生徒さんが増えました。
以前は、バイリンガルというよりも、
英語話者で日本に住んでいるけれど、
日本語でピアノレッスンを受けられるほど日本語が上手じゃないので…
という人が多かったのですが、
今通っている生徒さんたちは全員、完全なるバイリンガルです。
(トリリンガルの人もいます…!)
日本語の教本やワークブックを使いつつ、
レッスンは英語で進めているので、
場合によっては新しく単語を覚える際に
日本語と英語の2種類を覚えることになる人も。
お互いにバイリンガルだと分かっているので、
基本的にレッスンで使う言語は英語なのですが、
たまに日本語を混ぜて話したりします
それがなかなか面白いので、
今日はそれをブログに。
とあるレッスン日。
音色の話をしていて、音の質をもっと変えて欲しいという話に。
Try not to create such a sharp sound but think of something softer.
(そういう鋭い音じゃなくて、もっと柔らかい音を出してみて)
(試してみるけど、あんまり上手くいかない)
You know, something soft but not like cotton candy that melts so easily,
think of something a littler firmer, but soft.
(うーん、綿菓子みたいな触ったら溶けちゃう柔らかさじゃなくて、
柔らかいけど、ちょっと弾力ある感じ)
You mean ぷにゅぷにゅ but not ふわふわ?
(ふわふわじゃなくて、ぷにゅぷにゅって感じ?)
Not ふわふわ, that's correct. But not ぷにゅぷにゅ either.
Can you aim...もちもち?
(ふわふわじゃないのは合ってる、でもぷにゅぷにゅでもなくて…
もちもちって感じ?)
Okay!
(わかった!)
日本語のオノマトペが役に立ちました
いつも、レッスンの終わりに
生徒さんには飴を一つプレゼントしてるのですが、
またとある日にバイリンガルの生徒さんが
Um, can I have two candies instead of one?
(飴、1つじゃなくて2つもらってもいい?)
Why?
(なんで?)
補足(前に兄弟に飴をプレゼントしたいと言ったことがあったので)
Because, I did really がんばった today!
(だって今日はいっぱいがんばったから)
So you think you deserve two candies?
(なるほど、飴2つ分くらいは頑張ったと思う?)
YES!!!
(思う!!)
Oh go on then, take two.
(仕様がないなあ、いいよ、2つもらっても)
Yeaaay!
(やったーーー)
頑張ったは、I tried really hardとか
色々言い換えられるのに、
敢えて「がんばった」を使うところが
センスあるなあと思っていました
(try hardとがんばるは、なんとなくニュアンスが違うので)
西洋音楽を学ぶときに
ヨーロッパ系の言語を少しでもかじっておくと、
音楽用語が理解しやすくなると思います
言語学習については、
また別の記事で取り上げたいなと思います。
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