自立心、自尊心、自己肯定感を大事にしている、

京都市北区にある音楽教室です。
自分の力で考え、試行錯誤し、

レジリエンスを持った大人になる手助けを、

ピアノや音楽を通してできればと願っています。

 

ピアノを習いにきている生徒さんの中には、別の教室で学んでいて、私のところに移られた方もいらっしゃいます。

個人であろうとグループであろうと、ピアノ(というか楽器?)のレッスンは、先生の数だけやり方があるので、

同じ「ピアノのレッスン」であっても、先生が違えば、細部が違ってきて戸惑ったりするものです。

 

こちらの生徒さんは、新しいやり方にもすんなりとなじみ、適応力が高いんだなあと思っていたのですが、

改めて、適応力とは?と考えてみました。

 

Not everyone whom I teach started the piano lesson with me. 

For those who transferred from a different teacher may have some difficulties to adapt to a new lesson style. 

 

This particular student seemed to have no difficulties at all to adapt to my lessons. 

I was secretly amazed at how she is capable of accomodating herself to a new situation.  




 

適応力とは、

環境に従い行動や考え方をうまく切り替える能力。適応する力。

 

だそうです。

 

ちなみに適応は、

 

 その場の状態・条件などによくあてはまること。「事態に―した処置」「能力に―した教育」

 生物が環境に応じて形態や生理的な性質、習性などを長年月の間に適するように変化させる現象。

 人間が、外部の環境に適するように行動や意識を変えていくこと。「―障害」「過剰―」

 

だそうです。

 

According to Cambridge Dictionary, Adaptability means:

 

an ability or willingness to change in order to suit different conditions: 

Adaptability is a necessary quality in an ever-changing workenvironment.

Overseas experience shows adaptability and an ability to copewith foreign languages.

 

じゃあ、何が彼女の適応力を支えているのだろうと考えると、
質問力の高さ

なのではないかなと思いました。

 

大人は色々な場面で「質問があったら言ってください」というようなことを言ったり言われたりしますが、

 

「いつ」質問するのか

「どうやって」質問するのか

「何を」質問するのか

「どれくらい」質問するのか

 

を判断する力が、質問力じゃないかなと思っています。

 

So what ability is helping her to have a high adaptability? 

I think it is her capableness of asking questions. 

 

We, adults, are often asked to raise a question when needed or tell others not to hesitate to ask questions. 

When we are asking questions, we are subconsciously thinking of what to ask, when to ask, how we ask, how much we ask and what we should ask. 

A seemingly simple task such as asking a question contains rather handful of decision making in our brain. 

 

こちらの生徒さんのレッスンをしていると、例えば前の教室のやり方と違うことがあった時に、

「◯◯をするっていうこと?」とか「◯◯だから、◯◯するの?」とすぐに聞いてくれます。

私自身も気づいていなかった、自分の中ではすっかり「普通」になってしまったことに気付かされます。

 

When she first came to me, she often pointed out differences of her previous piano lessons and mine. As I explained to her questions, she seemed to have made sense of my way of piano lessons which helped her to adapt smoothly. 

For me, with her pointing out what became "normal" to me, I could re-evaluate what I'm doing and how well I'm explaing. 

 

教室内のやり方だけではなく、取り組んでいる曲についても、

「この曲はこの間説明してもらって、家でやってみたけど分からなくなった」とか

「たぶん弾けてると思うけど、リズムが分からない気がする。もう一回説明して欲しい」とか

「家ではこうやって練習したけど、合ってる?」など、

すごく自発的に質問をしてくれます。

 

これって、実はすごいことなんじゃないかなと思います。

 

メトードローズは、筋トレのような曲がひたすら続きますが、こちらに取り組んでいる間も、

「ここまではドのところに1の指だったけど、これは違うね。ここから変わるってこと?」とか

「子守唄っていうことは、優しく弾いたら良いよってこと?」とか

率先して質問しながら、時には

「難しい〜練習しても全然簡単にならない〜、先生どうしたらいいの〜」とか

「ここの左手が全然素早く動けないけど、どうしたらいいの」とか

への字の眉毛になりつつも、諦めずに取り組んでいました。

 

Her questions naturally extended to her pieces that she worked on week to week. 

Here are some of her questions (which I think is stunningly well asked): 

 

"So we had been using a thumb on C but this piece isn't. Does it mean it will change again?"

"The title is Berceuse, so am I meant to play the piece tenderly?" 

"It was so difficult, I did practice but it didn't become smooth at all. What can I do?"

"I want my left hand to move quicker, how can I do that?"

 

 

個人で教えているからだとは思うのですが、

同じ教本、同じ曲を教えていても、相手である生徒さんの性格がみんな違うので、

レッスンの内容だったり雰囲気が同じにならないのが、面白いなと思います。

これが個性ですよね。

 

ピアノの先生としての第一の目的は、習いに来ている生徒さんがピアノを弾けるようにサポートすることですが、

せっかくのご縁なので、みんなの個性や性格に気づいて、伸ばしていけたらなといつも思っています。

 

As a teacher, I do use the same textbooks to my students who are at similar levels, but it surprises me how different my lessons become because of students' personality and traits. 

My principle job is to support my students to be able to play the piano (and to have all the necessary skills), but at the same time, I strongly hope to recognise each student's unique ability so they can develop their own strength. 

 

 

 

 

music en familleでは

ピアノを習いたい生徒さんを募集中です。

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I provide piano lessons in English,

 in Kyoto.

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