25日のリサイタルのプログラムノートから、
一部抜粋してブログにも載せてます。
ちなみに
原稿こそ私が書きましたが、
編集してくれてるのは友人です
頭が上がりません…
いつもありがとう
***
に続いて、以下、無言歌集のプログラムノートより抜粋↓↓
メンデルスゾーン:「無言歌集」より
“甘い思い出”Op.19-1
「無言歌」とは、字の通り歌詞のない歌の意であり、この曲集の小品全てがまるで歌を歌っているようなメロディーと伴奏で出来ている。「無言歌集」の冒頭に位置するこの曲は、まさにその無言歌の特徴を凝縮した甘美な歌である。シンプルな形式の中にもセンスが光る、いかにもメンデルスゾーンらしさが現れた曲。
“ヴェニスの舟歌”Op.30-6
「無言歌集」の中に“ヴェニスの舟歌”という曲は3曲存在する。作曲者が水の都・ヴェニス(ヴェネツィア)を旅して書いた曲。左手が奏する波の揺れと右手が奏でる暗く寂しい歌。
私はヴェネツィアに行ったことがない。テレビとネットで見て憧れるばかりの街である。
“紡ぎ歌”Op.67-4
まるで糸車が絶え間なくぐるぐる回る様子を現しているような曲。糸車を描写した曲というのは他の作曲家にもいくつかあるが、シューベルトの有名な歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」のピアノパートの音型とそっくりで非常に興味深い。
ちなみに“紡ぎ歌”というタイトルはメンデルスゾーンが付けたのではなく、出版の際に他人が付けたものである。糸車と言われれば糸車だが、私は蜂がブンブン飛んでいる様子にも感じる。皆さんはいかがでしょうか?
というわけで、