行ってきましたー
本当はエンジニア役は市村正親さんだったのですが、
先日ニュースになっていた通り、降板されて、今日は代役で駒田一さん。
実は私はミス・サイゴンを観るのは初めて。
蝶々夫人をベースにした話ということで、
オペラのそれに馴染みがある私は、なんとなく比べて観てしまうのだけど、
どちらの話にしても、せつなく、悲しい。
サイゴンだと、蝶々さんでは出てこないキムの許嫁トゥイと、
蝶々さんではたいして目立たないエレン(ケートに相当する)がけっこう重要な位置にいる。
特に、エレンの存在感はすさまじかった。
冷静で強い女性。役者さんが上手だからなのか、とても印象に残りました。
音楽もプッチーニをよく研究したなぁ、と感心してしまいました。
和音やちょっとした動機など、少しずつ取り入れてるだろうと思わせるところがたくさんありました。
余談ですが…
作曲者のクロード=ミシェル・シェーンベルクは、
レミゼの作曲などでも有名なミュージカル作曲家ですが、
クラシック音楽の中では、20世紀初頭に十二音技法を取り入れたアルノルト・シェーンベルクってのがいて、
紛らわしいなー、と以前から思っていたところ、
なんとクロード=ミシェルさんはアルノルト・シェーンベルクの弟の孫なんだそう!
ひぇー。。
アバンギャルド音楽のパイオニアと大衆音楽のヒットメーカーが親戚なのもなんだか変な感じ。
少し話それましたが、
蝶々さんは知っていてサイゴンを知らない人、
サイゴンは知ってるけど蝶々さんは知らない人、
もちろん両方知らない人も、ぜひ両作品みてほしいなぁ、と思います。
今日は行ってよかったなぁ・・
いろんなことが素晴らしすぎて、感動を書ききれない。
昆さんキムがもう一度観たい。
会場も平日昼間なのにほぼ満員。
毎度思うことだけど、このくらいオペラないしクラシック音楽界も盛り上がって欲しい。
ちなみに。
お昼御飯は帝国劇場の隣?のビルにある噂のタニタ食堂で。
案の定行列でした。
野菜がすべて硬い。
これでよく噛んで満腹感を得る狙いがあるそう。
まぁおいしかったです。
でも観劇したあと、なんかケーキとかパフェとかこってりしたの食べたいよねぇ、って話になり、
こってりデザート食べて帰りました。
やっぱりちょっと私にはあっさり過ぎたのかも。