こんにちは、MUSICA音楽教室です。
さて、予告通り
「本番で力を出すための研究中間報告」を
感想文形式で綴ってみたいと思います。
本日は学生時代の話です。
晴れてピアノ科の1年生になった私が
最初の試験で演奏したのは
ベートーヴェンのピアノソナタ7番、1楽章です。
過去にブログに書いた通り
https://ameblo.jp/musicapiano-technique/entry-12296575807.html?frm=theme
当時の私は下手くそ。
基礎メカニックも全くなかったので、
↓のフォルテからの6度の分散音型で
ぐっちゃぐちゃになり、3回くらい弾きなおしました。。。
今となっては、どうってことない音型ですが、
苦手な方が多い音型では?
この部分は、
指を開きっぱなしで手首を固めて弾こうとするとうまくできません。
また、強拍になる位置が狂いやすいので、
強拍をきちんと意識して弾かないとガタガタしやすいです。
注意書きの「流れるように」は、当時先生にいただいた
アドバイスですが、「流れるように」一気に弾こうとすると
かえってうまくできない部分なんです。
それを知らない当時の私は、「流れるように」一気に弾こうとして、
流れをせき止めてしまったわけです。ぐは
それはさておき、なぜこの時こんなに失敗したかというと
基礎メカニックがなかったから
です。
この部分は、当時の私は練習の時から、なんとか弾けるかな?
という不安定さでした。
練習で「危なっかしい」部分は
本番で必ずといっていいほど失敗します。
基礎メカニックがない というのは、簡単に言うと
自分の身体のコントロール力が足りない
ということです。
どんな素晴らしい大物ピアニストでも、
プレッシャーのかかる場面では多かれ少なかれ緊張し
身体は普段よりも力みがちになります。
その時、自分の身体をコントロールする術を知っていれば
失敗は避けられるか最小限に抑えられますが
普段からコントロールできていないものを
普段と違う状態で無理やりコントロールしようとすれば
余計に事故を大きくする可能性があります。
これが1つめの、
本番で力を出せない主な原因です。
このことは、単純に指が動く動かないとかの話だけでなく
テンポにうまく乗れない人も当てはまります。
練習の時からテンポが危なっかしい人も
同様に本番では失敗する可能性が上がります。
結局突き詰めれば、
テンポに乗れない=テンポに従って身体をコントロールできない
ということだからです。
私の本番での失敗の仕方は、
大学1年~2年の終わり頃まではこの原因によるものでした。
具体的な失敗の仕方は、
・ある個所がメカニック的に弾けず弾きなおす
・指が思うように動かずもつれて先に進めない
・ミスタッチが増えすぎてしまう
・音が抜けまくったり、転んだりする
・和音をつかみきれない
などです。
これらを改善し、本番でも弾けるようにするには、まずは
基礎メカニック
を向上させるしかありません
そんなことは分かってるという声が聞こえてきそうですが・・・💦
そのくらい基礎力は本番での演奏状態を左右します。。
そんなわけで私はフィンガートレーニングを学んで
基礎メカニックをある程度向上させたわけですが、
その後の大学3年~院生
くらいの頃の私は、本番での失敗の仕方が変わりました。
次回はその原因と対策についてお話したいと思います。
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