辛うじて掴んでいる「冷静」という名の糸が、今にもぷつっと切れそうな瞬間

どうやって凌ぐ?

私が掴み方を間違わなければ、糸は切れない
でも、我慢ならない!
と、衝動的に振る舞いたくなった

自ら糸を切ってしまおうとした

糸を掴んでいる手を離そうとした

もう無理
頑張れない
何もかもうまく行かない

もういなくなってしまいたい

そう思ってポロポロ涙がこぼれた午後


そうしたら、
周りが優しい声掛けをしてくれた

大変でしょう?
わかるよー
大丈夫?
自分もそうだったよ

寄り添う言葉をかけてもらえて、
今度は周りの優しさが有り難くて
泣けてきた

私はまだ糸を切っていなかったし、
衝動的な振る舞いもギリギリのところで
まだしていなかった

たぶん、だれかに優しくされなくても、
何とかひとりで受け止められたのかも
しれないけれど、

寄り添ってもらえたことで、

高いところに苦労して足場を探しながらのぼるのではなくて、楽に上れる梯子をかけてもらったような
、、、、

あるいは雨の中を傘もなく走って移動するのではなくて、大きな傘で濡れないようにしてもらったような、、、

結局、この逃げ出したい辛さが、人の温かさが有り難かったという思い出に変わった


わたしは、やっぱりしあわせなのです