やはりすごい。

売り切れになるだけの質の高さです。

実は、今日は、JCS（多摩）かオペラ座か悩みました。

が、たぶん、オペラ座のキャストは変わるだろうと予想して、先週に、JCSのチケットを友人に譲りました。

月曜日（キャス変）が気になりましたが、予想通りでした。良かった〜

（別なキャストでも問題なしです）

特に、加藤迪さんのラウルは、今期は初なので見たかったです。

ジーザスを経験したせいか、声の深みがましていたように思いました。さらに、ビブラート増えたような、ロングトーンがさらにロングに。（表現が下手です）

宇都宮さんだと、若僧みたいなラウルですが（悪い意味ではないです）、迪さんだと青年実業家で貫禄のあるラウルです。

墓場の三重唱は、パーフェクト。

迪ラウルは、ファントムとクリスティーヌを活かすような歌い方でした。

なんか海沼千明さんの声が一番聞こえてきたような気がしました。

清水大星ファントムは、岩城さんとは、まったく違いますね。見れば見るほど、違ってきています。

清水さん、極端に言えば、音楽を、歌を、自在に操っている感じです。

今までにないくらいの抑揚の付け方でしたし、か細い声も、音程は安定、声もぶれない、まさに、音楽の天使でした。

ペガサス像での

愛を与えた　音楽を与えた

そのお返しが　これだというのか

は、ファントムの悲しさが伝わりましたね。

ラストは、清水さんの鼻水🤧

あんなずるずるの鼻水は久しぶりかな。

それくらい感情が激しいファントムでした。

ともかく、清水さんは、歌で感情を表現してきます。それくらい歌が上手いというか、歌を操れます。

素晴らしいです。

さらに、感情の起伏が激しいファントムです。

（以前の橋元聖地さんに似ています）

加えて、声が高いので（他のファントムより高いです）、感情の起伏を増幅させます。

だから、鼻水なのでしょうね。役に入っている感じです。（役に酔っている感すらあります）

一方で、岩城さんのファントムは、ラストのファントムのやり切れない感情（切なさだったり、悲しみだったり、初めて優しさに触れたり）にすべてを出し切る感じです。

歌もうまいのですが、演技で勝負しています。

どちらが好みかは、観客次第ですね。

海沼千明さんのクリスティーヌは、どこからあの声量が出てくるのかって不思議なくらいです。

明らかに、声楽とは違います。よって、藤原遥香さんとは歌い方が違います。

特に、これでもかってロングトーンで伸ばして、そこからさらにボリュームアップ⤴️

肺活量の大きさかもしれませんが、たぶん、筋肉なのでしょうね。筋肉が声量アップをサポートしていると思いました。

海沼さんは、歌だけでなく、演技もいいですよね。

アナの時もそうですが、顔の表情がコロコロ変わるのがいいですね。

今更ですが、RUGによって変わったところですが、怪人の隠れ家で、首をつられたラウルの前にクリスティーヌが両手を広げて立つのですが、そのまま、ファントムの方に歩を進めていきます。ファントムはタジタジです。

これは、効果的な演出だなぁと感心しました。

また、マスカレードのクリスティーヌの靴が変わっていたと思います。

以前は、青色の長靴みたいなブーツ、今は、青色の紐で結ぶブーツのような気がしました。

マスカレードのメグのタイツの水玉模様が小さくなったと思います。（どこを見ているのか？）

2幕のマネ部屋でのカルロッタの衣装が新しくなったように思いました。（あまり自信ないです）

ちょっと、鮮やかな感じ。

さて、キャストの感想です。

アンサンブルでは、7枠の藤本典子さんに注目。

細かいターンが安定しています。

マスカレードの時、ターンしながら進むのですが、その1回転の距離がとても短いのです。

ダミークリスティーヌの時も、それっぽさがよく出ていました。

カテコでは、バレリーナさんは、やや後ろですが、手を振ったら、応えてくれたような気がしました。（気だけかもしれません😣）

小田島礼奈さんは、背が高くスタイルもよく、見栄えがいいですよね。

林明梨さんも背が高く、よく目立ちます。

マダム・ジリーは木村智秋さん。

何とも存在感のあるジリーです。うまく言えないのですが、「ここまでやってもいいよね」っていう限界まで演技をしています。← すごく褒めています。

メグ・ジリーは、森本愛莉さん。

5週間松尾優さんでしたので、その間、かなりお稽古をしたと思います。エルコス（こころの劇場）にも出演していたと思いますが、メグのお稽古をしたはずです。

以前より、セリフが明瞭になりました。これは、すぐわかりました。

また、声量がアップしていました。

バレエができて、歌も歌えて。

次の役が楽しみですね😀

今日の劇場は、フライング拍手もなく、お行儀が良かったと思います。

生オケの場合、フライング拍手は避けたいですよね。 → 気持ちはわかりますが…

JCSに行けなかったのは残念でしたが、オペラ座で、良いものを見せていただきました。

指揮は渡邉さんでした。

前回より、格段に良かったです。

しばらく、渡邉さんのような話を聞きました。（信憑性はわかりません）

濱本さんは忙しいのですかね。

今日も素晴らしい舞台をありがとうございます😊

この看板もあと少し

キャスボ

やや上手

オペラ座の怪人 2024.07.02ソワレ

オペラ座の怪人　2024.07.02ソワレ