今年初の観劇は

「ひばり」でした°・*:.。.☆





ストレートプレイは
劇団四季だと2017年の「ブラックコメディ」
他だと2022年の「ハリーポッター」以来で
「ひばり」は初観劇✌️

最初はジャンヌ・ダルクの話で
世界史は赤点レベルで苦手だったので
もっと堅苦しくて眠くなると思ったけど
流れや台詞回しがとてもよく、
言葉に引き込まれてしまった
しかも、ピンマイクをつけておらず
舞台にマイクがおいてある(らしい)から
生声だからこそよりリアルに聴こえて
とても心地よかったし
生声でもしっかり聴こえていて
やはり劇団四季はすげぇ!となった

キャスト感想、みんなやると長くなるから
ピックアップして(敬称略)

ジャンヌ・ダルク:五所真理子
少女のような可憐さをもちあわせ
ジャンヌの若さを感じさせる演技に魅了された
ボードリクールやシャルルに言葉巧みに話す時の
ニヤッとする顔であったり
聖ミカエルの声が聞こえた時の表情など
ころころと顔を変えて見事に演じていました
そしてなにより、台詞量がすごいし
人の名前などがあるなかで
言葉をしっかり丁寧にはなされていたので
飽きることなく観続けられました
(四季発声法じゃないとこの作品は何を言ってるかわからなかったと思う)
2幕では色々と追い詰められていき、涙を流しながらも自分の気持ちをしっかり伝えていて
”ごう慢”なジャンヌと言われていたが
とても芯の強いジャンヌだと感じさせられた
美女と野獣のベルもやっているので
そこに近しいものがあったのかもしれない
五所ジャンヌをまた観てみたい!!!

シャルル七世:笠松哲郎
不真面目なやる気のなさ
でも、それもどこか計算的なシャルル
それを見事に表現されていて
周りの人の言葉にのせられ
困惑しつつもその言葉に従うシャルル
アニエスにも言葉が負けてしまうのも面白かった
そして、そのうつけさを
けん玉しながらの演技で表現しているけど
話をききつつ”けん玉がんばって”と思う自分がいたwww
さりげなく大技もきめているが、ちょくちょく落とすのも
素なのか、演技なのか、、、
本人にしかわからないけどw

コーション:道口瑞之
大査問官:味方隆司
主任検事:飯村和也
ラヴニュ:鈴本務
常に舞台の真ん中にいる四人
セリフがとっても難しかったけど、それぞれの味がでていて恐ろしさもありつつ、人間さもあってとてもよかった
特にコーションがジャンヌの最終審査のときに
「君を守りたい」と伝えるところが
とても印象的だったし
味方さんと鈴本さんのやりとりで
ジャンヌへの見方の差がよくあらわれていた。

アニエス:宮田愛
シャルル七世の愛妾であり
常に王妃(小林由希子)やヨランド王太后(中野今日子)と共にいる存在
Wikiによればアニエスは元々シャルルの義弟の妻の侍女をしていてとても知的であった
と書かれているが、言葉のやり取りからも
その知的さが出ていて
王妃にマウントをとりつつも、王妃を立てながらうまいことやっている姿があり
ヨランドもそれにのっている状態だから
ちょっと王妃が可哀想と思いつつ
そういう時代だと考えたら面白く感じた

この御三方のドレスも印象的で、変に現代的に着飾るのではなく、
その当時のドレスとしてよく再現できていて良かったと思う。


今回、初観劇ということで
それぞれがどんな役割かセリフ量かもわからなかったから
意外にもブドゥース(正木棟馬)や小姓(近藤合歓)など、セリフが少ししかない役でもメインに名前があったり
貴婦人も(秋山知子・佐和由梨・山崎遥香)など他の作品でメインをやる方々がキャスティングされていたが、
出番はほんとにわずかでセリフなしに衝撃を受けた
だけど、そんなちょっとした役(言い方悪くてスミマセン)でも気を抜かないのが四季らしくてよかった°・*:.。.☆
(兵士もセリフなく、1時間以上ウォーリック伯の後ろにたち続けるのも大変だったとおもう)
次回はまた10年後かな?80周年の時にでると思われるが、
(それか、野村玲子さんが浅利演出事務所として再演するか)
その時、もう一度みれば、また見方も変わって面白いと思うから
ぜひ、また再演してほしいし、
年一でもいいから、ストレートプレイを定期的にやっていってほしいと思う
(個人的には「鹿鳴館」と「ブラックコメディ」が観たい)