3話の問題電話



問い「月が、毎年地球から離れていく距離」


答え「3.8センチ」


雪まふゆのプチ講義雪


さてさて、何が「3.8センチ」だったのか。



いきなり「答え」から、「問題が何か」を



探るパターンで驚いた人も多いと思うのです。


さらに問題の内容がわかった上で、



「え?うそ!?月って、地球から離れてるの!?」って事実に、



驚く人もこれまた多いと思うのです。


そのとおりなのです。実は、


月は毎年3.8センチずつ、


地球から離れて行ってるのです。



45億年前、誕生したばかりの月は


今よりもっともっと近い



地球から2万キロくらいの位置にあって、



地上から見たらきっと目の前にドドーン!と、



すごい存在感だったはずなのです。



その後、『潮汐力』のブレーキがかかって、



地球の自転が遅れるのに合わせて遠ざかり始め、



今も徐々に遠ざかっているというわけなのです。



その距離が、年間に3.8センチだったのです。



知ってた人はかなり博学なのです。



不動産屋さんも即答されて驚いていたのです。



おとといきやがれなのです。



ところで、四季家に訪れる入居希望者も、


月みたいに遠ざかっていく一方なのです……。



なんとかしなければ!なのです。