1ヶ月ぶりの登場です。どうもこんばんは。さて、11月2日、愛知淑徳大学にて開催されました平田広明・山口勝平トークショーに参加してきました。
地元開催のイベントということでおそらく愛知県内の大学初?となる声優トークショーイベントです。
開場後、小さなアンケートを書く紙が配られ、記入して暫し待つ。今回はチケット購入が速く、S席だったこともあって2列目!ステージまで50メートルないくらいの間近でした。
司会のお姉さんの合図で平田さん、勝平さん登場。平田さんはオレンジのチノパン?にベージュの薄手のダウンジャケット、タイバニの虎徹さんのように髪を流していました。勝平さんはジーンズに青いセーター、なんと片手にトッキュウジャーでおなじみのチケットを連れてチケットボイスで登場。アドリブで、「皆様、ようこそ名古屋へ!って逆か」とノリツッコミされてました。チケットはいつも学祭イベント参加時に連れて行っているのだとか。毎回置き場所に困るチケットは、ペットボトルホルダーのように、ペットボトルに被せると調度良いのだとか(笑)
前半は司会のお姉さんの質問に答える形式でトークが進みます。
Q.名古屋にゆかりがあるか
平田さん(以下:平):実は昔、名古屋に住んでたことがあって、中学2年生の時に北区で。東京から名古屋へ移り住んだんですが、北区の八王子中学校っていういかにも東京みたいな名前の中学校に通ってました。よく名古屋空港まで30分くらいかけて自転車で行ってました。だから名古屋はでぇ~りゃ~ゆかりがあるんです。
勝平さん(以下:勝):僕は秀吉が好きで、名古屋はよく来るたびに色々行きますよ。名古屋城も何回か。ただ、秀吉なんで、名古屋駅の西とかが多いです。豊國神社とか。あと僕も昔、アルバイトできぐるみに入ってたんですけど、そのアルバイトですぐそこの東山動物園のステージでよく悟空のイベントに出てました。21歳くらいの頃ですね。
この時に司会のお姉さんが「動物園にいたんですね」といったことを話されて、勝「なんかちょっと僕が動物園の動物みたいじゃないですか!」平「珍しい動物ですね」と面白いやりとりがありました\(^o^)/
平:東山動物園で思い出した!あまり良い思い出がないんですよ。動物園ってよくふれあい広場っていうのがあるじゃないですか。
勝:よく安全な動物がいるやつですね。
平:あれが安全じゃないわけですよ!やぎがいまして、ぺいって(胸のあたりを)タッチしてくるんですよ。でもそれ、おまえうんこ踏んだ足だろ…って。せめてキュって拭いてからにしろよぉって思ってからもうちょっとあれが嫌なんですよ。
勝:じゃあチョッパーのロゼオとかも嫌なんだ(笑)
という話から声優や作品の話へ。
Q.声優さんのイメージは暗いスタジオでヘッドフォンして台本片手にマイク前で演じるってイメージがありますが。
勝:そうですね。
平:ヘッドフォンは基本外画吹き替えの時だけです。向こうの俳優さんの演技が耳から入ってきて。
勝:アニメでイヤホンはしないですね。
Q.スタジオに大勢並ばれて演技されるんですか?一人で取るのと大勢取るのとでは違いはありますか?
勝:これは日本独特らしいですね。海外だと一人ずつ取るっていう形式が多くて。ワンピだともうAパートBパートでもう50人超えることもあるんだけど、一気に取りますからね。一人で何役もやる人もいるくらい。
平:それこそ宇宙兄弟の沢城みゆきとかがそうだよ。誰だっけ、えっと、アポと、えーっと…
勝:出てこない(笑)
平:ケンジの娘さんと、あと、せりかさんもだし、凄いなぁって。
勝:ワンピでも(兼役)あったけど、すぐにばれたもんね(笑)昔なんてもう豪快でしたから。僕らが若手の頃は今のデジタルみたいに間違えたらそこだけカットっていうことはできなくってカットまるまるくらい戻ったりもしたし。もっと前だとAパートの最初まで戻るってこともあって、若手がとちるともう大変。
平:もっと前の最初なんか生ですから。一度テストして、本番でマイク前に立ち代わり読むんだけど、前もってお給料もらえるから貰ったはいいけど、大先輩がいっぱい引っ掛けてから来てたりして、セリフが押して、その人セリフ呼んでないのにお給料だけ貰って帰っちゃったなんていうことも普通にあったくらいですよ。
勝:ほんとその時代じゃなくて良かった!もうその時代だったら胃に穴が開いてましたよ。
Q.アフレコは楽しい?辛いことは?
勝:楽しすぎて、辛いこと…。
平:読めない漢字出てくるとね。
勝:あるある。
平:調べなくっても後ろでかっぺいちゃんあるからいいやって思ってるとかっぺいちゃんその日に限って抜き撮りだったりして。いないなら先に言っといてよ!って。
Q.やっぱり叫ぶと疲れる?
勝:叫ぶ役は疲れますね。ワンピとかはもう。中井(和哉)くんとかが最後にボソってかっこいいこと言うと、僕たちの努力なんだったのってちょっと腹立つんです。
平:僕も最初はそっちだったんだけどな。
Q.作者の書き方も変わってくる?
平:それこそサンジは元に戻してくれって尾田(栄一郎)さんに言ったことあるけど、そしたら「じゃあ平田さんが変わらないと」って言われました。
勝:でも平田くん凄くお料理上手で。お花見の時は必ずサンジのご飯。
Q.ちなみにワンピースはもう15周年ですが。
勝:皆さん有難うございます。
ちなみに1話から見てる方はどれくらいいるんですか?という質問に対し、大勢の方が挙手されてました。私も一応、1話から見てましたよ。最近は見ていないのですが…。
平:みんな1話から見なくても良いのに!20話くらいから(サンジ登場回)からで良いよ~。
勝:え、そこはせめて3話にしようよ。もう15年もやってると日課みたいなもんだよね。
平:もう親戚の集まりみたいになってるんだよ。
勝:それでも一番うるさいのは船長(田中真弓さん)だけどね(笑)毎回予告で「海賊王に、俺はなる!」ってもう言い続けてるんだけど、15年もやってるんだよ。もうそれでなれないならもう海賊王なれないよ!
Q.長期の作品といえば、コナンもそうですね。
勝:今年原作が20周年ですね。アニメも皆さんが5歳くらいの頃からやってるんですって。
平:君たちが5歳の頃にはおじさんたち働いてたんですよ!
勝:でもこっちはまだ1年分くらいしか出てない。新一って出番少ないから。
平:あ、ER(吹き替え)も20年だ。でもこれはアメリカの作り方だからまだ300話くらいかな。
勝:ワンピは600話だもんね。
平:NARUTOのゲンマもそうだ。1年くらいになるわ。
勝:原作もね、もう次で終わるって。
平:え!ちょっと、もう一回くらい出させてよ!!
Q.平田さんといえばTIGER&BUNNY、宇宙兄弟と、劇場版の声優さんというイメージがありますが、
平:ほかにもあるよ、聖闘士星矢とか、頭文字Dとか…聖闘士星矢とか…
勝:その二つしか出てこない(笑)
Q.劇場版だとクランクインとかあるんですか?
平・勝:ないないない!
平:普通通りです。ただちょっと台本分厚いなってくらい。あと、劇場版になると動きが多くて、絵がほとんどないんですよ。だからタイバニのイベントでも言ったと思うんだけど、遊佐ティックと戦うところで「ダッ、ダッ、ダッ」ってところがあって、家でVチェックしてるときにコマ送りで見てたら「ダッ、ダッ、ダッ」としか書いてなくて、これ看板があるから遠ざかって、ダッってなって、これ何回目だ?ってわけがわからないんです。
勝:しかもそれって普通の再生にしちゃうと一瞬だったりするんだよね。
平:そう。劇場版でしかもアクションシーンが欲しいんだけど大抵枚数多いから後回しになっちゃって。
勝:コナンの劇場版なんか1日で取るから。朝9時の夜10時まで。ずっとしゃべりっぱなし。多くても二日かな。
後半は開場直後に書いた会場からの質問。お二人がボックスから質問を引いて答えます。平田さんは質問が読めないといけないのでメガネ着用。
Q.名古屋の食べ物は食べましたか?
勝:今日はお昼は出していただいたものだったのでまだ食べてないんですけど、実は今日早く終わるから、この後…あ、やばい。この後行くとこ言いそうになった(笑)危ない危ない。僕、これから行くとこうっかり言いそうだった。名古屋城は何度も行ってるから、某、お城に行こうかと思ってて、その近くで食べようと思います。
はいわかりますあのお城ですね(o・ω・o)愛知…というかお城好きならきっと誰もが知っている名城です。
平:じゃあみんな、「勝平お城周辺に出没」ってつぶやくんだ!
勝:えー!
平:ちなみに僕もまだ食べてないんですけどね。
司会のお姉さんが「名古屋駅のきしめんが有名」という話をされると、平「お、きしめんね」勝「平田さんきしめん界隈に出没って拡散!」と仕返ししてました\(^o^)/
Q.長台詞はどのように覚えていますか?物覚えが悪いので覚え方を教えて下さい。
平:基本的に掛け合いからどんな流れかなって覚えればいける。君若いでしょ!僕が君くらいの年齢の頃はだいたい3回読めば覚えられた!年には勝てませんから、もう覚えようと思って覚えるしかない。てにをはは間違えることあるけど。
勝:思い出した(笑)てにをはで、昔、金田一の劇場版やってたときに、平田さんが犯人で、長台詞があったんです。間違えずに読みきって、おお!ってなったんですけど、「てにをはが間違ってる」って言われて、それからがもう地獄で。その頃はまだそこだけ抜き出してってことができなくて。
平:てにをはを気にしなければ良い!
Q.山口さん、新一とキッドで何かセリフをお願いします。
勝:調度良かった!新一とキッドは、なんと、来週放送のまじっく快斗1412でなんと会話しますので、そちらでご覧ください。それで良いですかね。
平:いや、ここでやってもらうんだよね。
勝:絵がないと似ないんだよ!
平:昔小学生にやってって言われてやったら「うーん」って言われて僕絶対やらないから。
勝:えー「俺、新一、名探偵さ!」これでいいですか?
平:えー?適当でしょ。もう一回だよね。首振ってるし。
勝:じゃあ、分かった。新一ね。「俺、新一、名探偵さ!」で、これがキッド。「宝石は頂戴した」で、中間が「俺、黒羽快斗、よろしくな!」これでいいですか?
会場は文句なしの拍手でした。
Q.平田さん、宇宙兄弟のむっちゃん大好きなので、むっちゃんに選ばれて良かったことと大変だったこと、好きなセリフを教えて下さい。
平:実は最初宇宙兄弟のオーディション受けた時は作品知らなくて、しかもオーディションって変なところ抜き撮りで。なんでこのシーンっていう、最初のJAXAでケータイ流すところとかだからなんだこれって思ってやってたら受かったって。それで一気に集めて読みました。そしたら凄く良い作品で。本当に六太をできて良かった。大変なことは泣きそうになるのをこらえること。役者は泣いたらダメなんだって。お前が泣いても視聴者は泣かない。泣かせるには泣くのをこらえてそれが現れるのが良いんだって。宇宙兄弟は本当に泣きそうになってもうつねりながら必死にやってます。好きなセリフはきちんと覚えてないからあれだけど、日々人に「お前はいつ実感した?自分が宇宙飛行士に選ばれたってことを。俺は飲み屋のトイレで友がくれた11件目のメールを読んだ時だ」っていうようなシーン。そこは本当にこらえながらやってて、涙腺弱いから。だからここではできない。
と凄く良い話で締めくくり、最後は抽選コーナー。会場から抽選で2名の方がサイン入り色紙を頂いておりました。男女一人ずつ!凄い確率です!!
最後のご挨拶では、とにかく愛知淑徳は広いという話、来年もまた来たいので早めにスケジュール抑えて欲しいということと、来年は今日の続きから話したいといった話をされてました。
ということでトークショーレポ。いつもとは少し違った形式でお送りました。順番はバラバラ担ってしまっているかもしれませんが、おそらく話していたことはすべて書いたかと思います。
またぜひ、地元大学にそして名古屋へお越しくださいませ☆