子どもの成長を促す親の理解とサポートとは?

 

こんにちは!

 

今回のカウンセリングは少し前、世の中が大きく変化した「コロナ禍」真っ最中2021年のカウンセリングのひとこまなんです。

 

今でこそ、みなさんは「そんなこともあったね」と思っているかもしれません。

でも子どもたちにとって、親御様にとっても、あの長い時間はひとことで「異常な事態」だったわけです。

 

あれから5年が経過したいま、子どもたちをめぐる問題や課題も見えてきました。

 

みなさんと、少し時間をさかのぼって、5年前の我が子。そして今の我が子の様子を振り返ってみましょう。

 

お子さんの成長は、親にとって最大の喜びでもあり、時に悩みの種になることもありますよね。

 

特に、コロナ禍のような予測不能な状況が続くと、お子さんの成長段階をどう理解し、どうサポートすればいいのか、迷ってしまうこともあるでしょう。

 

今回は、カウンセリングで語られた内容をもとに、

 

お子さんの成長段階の理解と、親ができるサポートについて、

皆さんに知っていただきたいポイントをまとめました!

 

  発達がゆっくりなお子さんの成長段階を理解するポイント2つ!

 

〜「うちの子、成長したわ!」と思う前に確認したいこと〜

 

ポイント1

 

親は、子どもの成長を願うあまり、実際の精神年齢よりも「もっとできるはず」「もう理解しているはず」と思い込んでしまうことがあります。

 

しかし、ここは冷静に現実を区別することが大切です。

 

例えば、発達がゆっくりな子どもを育てている親御様の場合

 

1.見た目ではなく「精神年齢」を理解する

 

    ◦ お子さんの見た目は大きくなっていても、精神年齢は(2歳程度の場合)2歳くらいであると理解することが重要です。

 

    ◦ 例えば、「わがままの選択肢が増えた」「興味関心が増えた」というのは、単純な精神的成長だけでなく、2歳から3歳にかけて訪れる「いやいや期」の始まりである可能性もあります。

 

この時期は、発達がゆっくりではなくても、親にとっては、最も大変だと感じる時期なのです。

 

.空白期間の影響を認識する

    ◦ コロナ禍での長期休暇など、半年以上の空白期間は、お子さんの理解度や精神発達に大きな影響を与えている可能性があります。

 

今までできていたことができなくなる「発達の退行」は、ストレスによる自然な反応であり、特に障がいのあるお子さんの場合はその影響がより強く出る可能性があります。

 

3.無理な要求はしない、親も「無理だ」と割り切る

    ◦ 精神年齢が2歳のお子さんに、高度な理解や我慢を求めることは、お子さんにとって「苦痛でしかない」「かわいそう」な状況になりかねません。

 

    ◦ 親が「無理だ」と割り切ることで、親子共に気持ちが楽になる場合があります。

 

お子さんの本当の理解力や自己コントロール能力は、小学校中学年くらいになって初めて差が出てくるものです。

 

ポイント2

親ができる具体的なサポート

「こうすれば楽になる」親子コミュニケーションのヒント

 

お子さんの精神年齢を考慮した上で、親ができるサポートはたくさんあります。

 

特に「言葉でのコミュニケーションが難しい」と感じる場面でのヒントをご紹介します。

ヒント1. 親自身の意識改革と記録の大切さ

    ★過度な説明の癖をコントロールする

親御さんの中には、つい丁寧に説明しすぎてしまう癖がある方もいるかもしれません。

しかし、2歳児には複雑な言葉での説明は理解できません。

「言葉で説明する時」と「しない時」を自分でコントロールする練習が必要です。

 

★ 時系列で行動を記録する

日々のお子さんの状況や親の対応を時系列で記録に残すことで、問題がいつから始まったのか、どのような対応が効果的だったのかを客観的に把握できます。

  ★ 親の感情を切り離す

お子さんが大きな声を出すことを「怒っている」「ダメなこと」と捉えず、「楽しい」という気持ちの表現だと意識することが重要です。

 

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親の気持ちが行動に影響しないよう、お子さんの「楽しい」「やりたい」という気持ちを引き出すことに集中しましょう。

 

サポートは「トレーニング」や「やめさせる」ための活動ではありません。

 

ヒント2. コミュニケーションの工夫

 ★ 言葉ではない「的確な声かけ」と「歌いかけ」

 長々と説明するのではなく、ピンポイントで的確な言葉かけを心がけましょう。

 

また、音楽を通して指導する際は、言葉で説明する「声かけ」ではなく、メロディに乗せた「歌いかけ」を用いることで、お子さんが自然に多くのことを吸収できます。

 

 ★「絵」や「身体表現」を活用する

 お子さんが「キャーキャー」と声を上げるのは、何かを伝えたいのに伝えられない気持ちの表れであることがあります。

 

その原因を探り、言葉以外の表現方法を促すことが有効です。

 

        ▪ 例えば、「大きな声」と「小さな声」を出す時の「楽しい」「嬉しい」表情の絵を描き、お子さんに見せることで、表現すべき顔や気持ちを伝えることができます。

 

        ▪ 「大きくなる/小さくなる」といった身体表現を絵で示すことも、お子さんの理解を助けます。これは親からお子さんへの、言葉ではないメッセージとなります。

 

ヒント3. 具体的な音楽活動を通じた支援

~「かわは呼んでいる」の活用例~

 ★教材を限定し、シンプルに始める

 

まずは「かわは呼んでいる」の曲だけを教材として使ってみましょう。

 

    ◦ リズムと歌唱に焦点を当てる:

        ▪ 親が歌いながら、お子さんの手を持ってリズムに合わせて手拍子をする練習をします。

 

        ▪ この際、親は必ず歌いながら行い、お子さんには「一緒に歌おう」と声をかけましょう。

 

    ◦ 声や口の動きを観察する: お子さんが声を出すか、口を動かすかを観察します。口を動かしているだけでもOKです。そこから声が出るようになったら、今度は「大きな声」「小さな声」の表現へと促します。

 

    ◦ 「楽しいこと」として提供する: 活動は強制する「トレーニング」ではなく、お子さんが**「楽しい、やりたい」と感じる**ことを増やし、自ら意欲的に取り組むように促します。

 

楽しければ、毎日短時間でも続けてくれるはずです。


 

  まとめ:これであなたも音楽で非認知的な心を育める

 

お子さんの成長をサポートする上で最も大切なのは、

 

親がお子さんの現在の精神年齢を正確に理解し、無理をさせないことです。

 

そして、言葉だけに頼らず、

 

絵や歌、身体表現など、様々な方法でコミュニケーションを試みることです。

お子さんが「楽しい」「やりたい」と感じることを増やし、親自身も記録を通じて客観的に状況を把握することで、より良い親子関係を築いていくことができるでしょう。

 

皆さんもぜひ、今日からできることを試してみてくださいね!

 

 

 

 

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  音楽発達心理士®のカウンセリングってどんなことするの?

 

こんにちは!

 

今回は、ピアノの生徒Aさんのカウンセリングの会話から見えてきた、人間関係における深い悩みについてブログでお伝えしたいと思います。

 

この春、社会人1年生になって、慣れない環境のなかでがんばっているAさんの疲れの正体は・・・・・

 

私がピアノのレッスンをしていても、Aさんは最近、とても疲れているようだなあと思っていたところでした。

 

レッスンが始まる前に「少し今日は、疲れているのでは?」と問いかけたところ、やはり疲れているとのことでした。

 

そこで本人の意思を確認してから、ピアノレッスンを急遽カウンセリングに切り替えたのでした。

 

お話を聞いていくと、Aさんの疲れの原因はいくつか考えられました。

 

社会人になってまもない6月でしたので、まだ新しい環境に慣れないことと、まだ6月と言うのに今年は毎日暑さが厳しいですよね。

 

また、若い生徒さんにありがちなことですが、携帯が気になって夜遅くまで起きて
いることも疲れの原因になっていると本人も話していました。
 

また、日中眠いということも話していたのですが、カウンセリングをしていると単なる睡眠時間の問題ではなく、心の疲れが関係していると感じました。

 

  友達との「モヤモヤ」が原因なのかも

カウンセリングを進めていくと、Aさんの心の疲れの大きな要因として、学生時代の友達との人間関係が見えてきました。

学校は卒業したので、今はそのお友達と会うことはほとんど無いようです。

 

でもAさんは、学生時代の嫌な出来事を鮮明に記憶しており、それが「モヤモヤする気持ち」として残っているようでした。

 

みなさんも「トラウマ」と言う言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

ここで、親御様や先生方に知っておいてほしいことをお伝えしますね。

 

それは、「子どもたちはずいぶん前の「嫌なできごと」であっても、そのことを具体的に詳細に覚えていることがある」ということです。

 

このことについて私は、「Aさんは、嫌だったことを今でも忘れられないことが、彼女の心を苦しい状態にしているのではないか」と考えました。

 

ピアノの先生がたの多くは、単にピアノを教えるだけではないですよね。

 

生徒さんの心の疲れなど知らず知らずのうちに感じ取って「心のケア」をしている場合があるのではないかと思うのです。

 

皆さんもこのようなやりとりをすることはありませんか?

 

「あるある!」というあなたには、カウンセラーの素質があるのかもしれません。

 


 

  Aさんのコミュニケーションスタイルが「苦しさ」のメカニズムに

 

Aさんが感じている苦しさには、彼女の独特なコミュニケーションスタイルも関係していることが分かりました。

 

★周りの大人が、彼女の「そうですか」の裏に隠れた気持ちに気づくことができるか

 

 Aさんは、本当は嫌なことや拒否したいことでも、

「そうですか」「いいですね」などと答えてしまう口癖があります。

 

このようなコミュニケーションスタイルによって、相手はAさんが本当は嫌がっていることに気づかず、関係性がこじれてしまうことがよくあることを、音楽発達心理士®である私はAさんに丁寧に伝えてみました。

 

★Aさんの「許さない」という言葉が、自分に返ってくるループ

 

音楽発達心理士®である私は、もうひとつAさんに伝えたことがありました。

 

Aさんの口から出てきた言葉「同じこと何回も繰り返したらもう許しません」「謝らないと許さない」に注目したのです。

 

「許しません」「許さない」というような言葉は、強い気持ちを持っていることをAさんに感じてほしいと思いました。

 

そして、この強い気持ちを横で聞いていたお母様と一緒にロールプレイで再現してもらいました。

 

お母様からAさんに「・・・・・許しません」と言ってもらったところ、Aさんはどのように感じたと思いますか?

 

Aさんの口からは「悲しい」という言葉が語られたのです。

 

 

  Aさんが感じている「心の疲れ」と人間関係の葛藤

 

Aさんは、とても繊細な心を持ち、聴いているひとたちの心にまっすぐに響くピアノ演奏をする素敵な女性に育っています。

 

ただ、小さなころから言葉の発達がゆっくりで、コミュニケーションを取ることが難しいという課題を抱えていました。

 

音楽発達心理士®のピアノレッスンを長く受けているあいだに、言葉もコミュニケーションも大きな問題は感じられないくらいに成長してきました。

 

でも今回のように、「自分が発した言葉や感情が、巡り巡って自分自身を傷つけてしまう」経験をすることもあります。

 

このような経験を通して、ひとつずつ心の成長をするのだと思います。

 

私たち音楽発達心理士®は、「交流分析理論」というコミュニケーション心理学の視点を持ち、日々生徒さんと関わっています。

 

今回のケースも、交流分析の視点から説明すると、「Aさんのコミュニケーションスタイルのひとつのループが、自分の身体に繋がって症状となって、苦しい」という感覚になっているということをお母様にもお伝えしました。

 

いかがでしたでしょうか?

音楽発達心理学は、少し難しいと感じたのではないでしょうか。

 

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