4月5日 「The Waves」@ロームシアター サウスホール

 

 

ヴァージニア・ウルフの小説「The Waves」を題材にしたコンテンポラリーダンスとパーカッションによる舞台作品。

フランスの振付家ノエ・スーリエが演出。注目のコレオグラファーだそうです。

 

小説はまだ読み終えてないのでまた読みたい。

なぜか学校に小説なかった(⌒-⌒; )

 

 

 

 

 

打ち寄せては引く、波の周期性。

ダンサー6人による、全体的に見ると混沌としているけどよく見ると共通する要素のある身体の動き。

パーカッションによる多彩なリズムの羅列。

ノエ・スーリエの作り出す身体の動きと音の独特な融合がとても好きでした。

 

 

パーカッションの鳴っていない無音の場面でダンサーのソロがあったのですが、身体の動きだけでもリズムを感じ取れるんだなと感じました。

普段の生活で気にも留めない動きが実は特殊なリズムを生み出していたりするのかもと思いました。

 

ダンサーが出たり入ったり、動いたり止まったり。

全員で踊ったり、各々で踊ったり。

パーカッションが鳴ったり、無音になったり。

それらの反復が作品全体の構成を形作っていると感じました。

今書いてること作曲にも通じそう。

 

 

 

 

コンテンポラリーダンスをちゃんと観たのは今回が初めてだったのですごく新鮮でした。

マルチパーカッションのチョイスが好みすぎてニヤついてまいますっ...!  

楽譜を見ずにダンサーとアイコンタクトをとって演奏する姿が印象的。

 

 

パーカッションの演奏者は「ensemble ictus」というブリュッセルの現代音楽団体に所属するメンバー。

以前にも知っていたのですが、Francesco Filidei 作曲の「... and here they do not 」を演奏している音源を聴いてからファンになりました。めちゃ良い曲!!

楽器の演奏者だけじゃなくて舞台役者やダンサーも団員に加わっているのが魅力的な団体です。

 

 

 

 

最後のカーテンコール。

全員が走って去る姿がまさにWaves!