こんばんは
去年のゆなちゃんの発表会の様子を
アップいたします

お母様が撮られた映像です

まだ一年生です。

目が見えないゆなちゃんは
2年前に私のもとにやってきてくれました。

目が見えないお子様に
私がピアノを教えることができるだろうか…
私が力になれることがあるのだろうか…


たくさんの不安とともに
ゆなちゃんを教え始めました。

『教える』という言葉は
私にとってとてもその時に違和感があったのを
覚えています。



教える、って奢り(おごり)だなぁ
と思ったのを記憶しています。


私も手探り。
あの手この手でやってみよう!
お母さまにも一緒に私も勉強させていただくつもりで
いいですか?
とお願いいたしました。





わたしにもどうやったら
ゆなちゃんが弾けるようになるか
確信も当時は無かったし、
でも一緒にピアノを楽しみたい❣️
ただそれだけで2年間一緒に続けてきました!



まずは
黒鍵、白鍵、
という言葉がいいのかどうか。


まだ未熟な私は
ついついゆなちゃんの前で
『2つの黒鍵がね…』と口にしてしまうことが
多々あり、
そのたびに、あっ❗️また私、言ってしまった…

落ち込む日々…


白鍵、黒鍵を
デコ、ボコ、と高さ表現に変えました。


まずは
黒鍵の2つ、3つがわかることが先だ!
確か、盲目のピアニスト辻井さんは一瞬で
黒鍵を触れてから白鍵を確認する、と言っていた❗️
私も一進一退しながら


一緒に頑張ってきました。

小さい頃の
レッスンに来ると
まずゆなちゃんに、
今日のピアノの気持ちを聞いていました。

今日は寒いって言ってるよ!
今日は楽しいことがあったみたい!



ゆなちゃんの想像力は
とても素直でした




毎週レッスンを重ねるうちに
ゆなちゃんに私の方が教えられていて…
ゆなちゃんの才能に本当にびっくりさせられることが
多いのです。


今では、
一瞬でドの位置がわかるまでになり。


鍵盤が跳ばない曲から、
少しずつ、終わる位置から鍵盤の幅がわかる重音へ。
そして鍵盤が1オクターブ飛ぶ曲へ


少しずつ、少しずつ、
難易度を上げてここまで来ました。


ようやく。
ようやく。
ここまでこれた奇跡に感謝です。

ゆなちゃん、ありがとう。
私を選んでくれてありがとう。
ゆなちゃんに教えられることがたくさんあります。


今、ゆなちゃんと共に、
ある夢を追いかけています。
その夢のためにお母さまと相談して
ブログにもアップしていくことにしました。



映像は
盲目の方は、鍵盤の位置は
手の指先のハラの部分で瞬時に判断するため
脱力、という面ではまだまだうまく行かないところがあります。
今、そのレッスン真っ只中です。



鍵盤がだいたい何ミリあるか、
それを徹底的に身体に染み込むまで
やりました。



指先が鍵盤から離れても
位置が想像できるって、
すごくないですか❓
私はそれを今一緒に目指しています。



ゆなちゃんの映像、ご覧ください。
発表会では
たくさんの方がそれぞれ感じるものがあり
お父様まで
涙されました。

人間に感動を与えられる
ゆなちゃんの演奏は
魔法です。



今、もう1人盲目の方が
私のお教室を訪ねてきてくださり、
発達障害者の方々も通ってきてくださっています。




発達障害の方は
個性でなく、天才だそうです。
私も天才だと思っています。




かならず使命があり、生まれてきていると言います。
すべてのことに
意味があるご縁。
ありがたいお仕事をさせていただいているな、
と実感の日々です。


ありがとう。