いじめが原因で、子どもが自殺した場合、
いじめとの因果関係を認めない、とか
いじめがあったことすら認めない、など
隠蔽を指摘されて糾弾されるのは
たいてい公立の学校だなぁと思っていました。

私立は、そういうことがあったとしても、
学校の名にキズがつくのは困るから
なんとかしてマスコミを押さえ込んで隠しているのか、
教育委員会の力が個々の学校までは及びにくいから
そうならないように、学校側のケアが行き届いているのか、
ほかに何か方法があるのか、
不思議に思っていました。


Sが某私立中学に入学して3ヶ月。
30数人のクラス内でも、すでに何人もの子にたいして
いじめにならないように、
気持ちよく学校に来られるように、
担任がフォローに入っています。
正直、私は「そこまでしなくても?」と最初は思っていたくらい、
先生はよく見ている、と感じています。

この「先生に見られている」感覚が
いじめに発展しない抑止効果になっているのかもしれず、
ごくごく初期の段階(悪いことだという意識のない段階)で、
クラスで話し合いをしたり、
個人と先生が話しをすることによって、
お互いの気持ちをわかり合ったり、
気に入らないものを排除するのでない、
大人の対応をするための練習になっているのかもしれません。

同じ学校に上のお子さんを通わせているママ様方のお話では
「このクラス、いいクラスよー」とのことですが、
それでも、たった3ヶ月の間に
男女問わず、いろいろと話し合いが必要なことが起きています。


ここ数日、報道されていることは
氷山の一角なのでしょう。
今現在、苦しい思いをしている子どもたちの
周囲の大人たちが、保身やことなかれ主義にならず、
現実に真摯に向き合うことを願います。