<セミナー開催ご報告>
『音作りが広がるブルグミュラー楽譜読み比べセミナー』
開催御礼 ✨ 11月26日(水)終了
オンライン配信(アーカイブ受講)を準備中です
ご希望の方には、当日の資料をお付けして配信します
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
楽譜に多角的にアプローチすることで、さらに音楽を立体的に!
数ある楽譜から、内側に隠された音楽の意図を引き出します。
元楽譜制作編集者としての知見から、記譜法の詳細な分析をもとに、楽譜の書き方&読み方に焦点をあてた、新しいアプローチ。
一般に知られている記譜法の、さらにその先にある『浄書のための記譜法』が、本セミナーで初めて公開!
出版社ごとに異なる記譜の方法と、その背景や理由を分析しながら、作曲家の意図を探り、ブルグミュラー作品を再発見します。
日時:2025年11月26日(水)10:00−11:30 ※セミナーは終了しました
場所:Zoom オンライン
費用:3600円(税込)
用意するもの:
ブルグミュラー「25の練習曲」
お手持ちの楽譜をご用意ください
《読み比べ曲リスト》「25の練習曲」より抜粋
○素直な心
○無邪気
○清い小川
○別れ
○なぐさめ
○シュタイヤーのおどり
○帰郷
※曲目は変更になることがあります
どなたでもご参加いただけます。楽譜に関する素朴な疑問が入り口です。演奏や指導につながる、新しいアプローチを探りましょう!
楽譜の見えていない一面が教えてくれること
こんにちは。Digital Music Labo 音楽講師・森本です。
先週になりますが、
『音作りが広がるブルグミュラー
楽譜読み比べセミナー』
を開催しました。
ご参加いただき、ありがとうございました。
最初に楽譜の歴史、浄書の歴史を、補足知識として入れながら、
当日は主に、3冊の楽譜を資料に使わせていただきました。
・ウィーン原典版
・ペータース版
・ブノワ社
ウィーン原典版は、音楽之友社によるライセンス版です。
ペータース版とブノワ社(フランス初版)は、国際楽譜ライブラリープロジェクトより楽譜資料をお借りしました。
このほか、音楽之友社、全音楽譜出版社、ヤマハ社の楽譜も、参考に使いました。
あまりたくさんの楽譜を並べても…と思い、当初から資料は3冊に絞っていました。
それでも、当日は日本国内でメジャーな楽譜も比較に取り入れたことで、
記述の違いや特徴をよりしっかりと見ることができたと思います。
実際に、いくつかの楽譜を読み比べていくと、初版を踏襲したと分かる版や、大胆な解釈や変更を加えている版もあり、
普段何気なく見ている楽譜が、唯一のものではないと分かります。
同時に、比較によって見えてくる違いを、単に「違ってるね」で終わるのではなく、
なぜこういう違いが生まれているのか
その背景を知ることと、
そこから導き出せる解釈の奥行きや、フォーカスするべき解釈の拠り所を見つけていくこと
これが、今回のセミナーのポイントでもありました。
実際にやってみると、見えていない一面から得られるものが、ほんとうに数多くあると気付かされます。
その一面に、どうやったら気づくことができるのか。
音楽を記すときの手法、慣習について、セミナーの中で例をまじえて、随所でお話ししています。
そして、拠り所にそった理解で、納得感のある奥行きある解釈として感じることで、
楽譜を読む楽しみや、納得感をもって心から音楽を作り上げる喜びが増えていく。
音楽の違う一面が見えてくることで、自分から表現できるものが増えていく。
そんな循環を、感じられたら嬉しいと思います。
オンライン配信(アーカイブ受講)を準備中です。
当日の資料をお付けして、配信します。
オンライン受講を希望される方は、コメントまたはメッセージを残してくださいね。
詳細は、後日改めてお知らせします!
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
楽譜とお話しができて、楽譜の向こうがわを音の光にして照らし出す、新しいスコアリーディング・メソッド。
欧米で専門に学んだのち、ヨーロッパ&アジアで演奏指導や音楽教育の先端に触れ、
楽譜編集者としてもこれまで1000冊の楽譜作りに携わってきました。
これまで、講師 もりもとが英国で培ったもの、音楽生活、音の楽しみ方、ピアノ指導、
そしてアジア圏に滞在して触れたさまざまな体験も交えながら、つづっています。
生徒さんの豊かな音楽性を育みたい先生方や、趣味やライフワークで音楽を続ける大人の方、
ピアノを習うお子さんをお持ちの親御さんにも、お読みいただけます。
ご登録はこちらから↓↓↓

