● 新しいスコア・リーディングを指導に活かしている先生の声
こんにちは。Digital Music Labo 音楽講師・もりもとよしこです。
先日からご紹介している、新しいスコア・リーディング『音を彩る♬色が聴こえるスコアリーディング・メソッド』をレッスンで実践されている先生から、音楽指導について、お話を伺っています!
ご自身も演奏をされ、自宅や音楽教室で生徒さんを教えながら、プロ浄書家としてのお仕事もされます。
その技術をいかし、生徒さんのために、独自の教材開発も行なっていらっしゃいます。
<問:新・スコアリーディングを学んで、演奏や指導は、どんな風に変わりましたか?>
楽譜の書き方を習ってから、音楽の読み方がいろいろ変わりました。
例えばラフマニノフ。込み入った楽譜で、3音くらいの小さなパッセージが出てきたりします。
未だに耳を頼りに弾きがちな私ですが、目でも楽譜を確認するようになりました。
「符尾の向きや玉のずらし方が悪くてパッセージを見落としてた!音楽迷子になるわー」
「このスラーの向きだと音楽の流れが前と変わるってこと?音色を変えてみようかな」
など、今まで流して見ていたところに気づくようになりました。今はピアノを弾くのが楽しいです。
<問:新・スコアリーディングの知識を活かして指導するメリットや、指導者・プレイヤーとしての、楽譜への向き合い方を教えてください。>
一般の人がクラシックを弾く楽しさは、上手な演奏をする事ではなく、高い芸術性に触れることだと思っています。
言い換えると、作者の意図を汲むコミュニケーションのような。。。
だから、楽譜の読み方は大切だと解る生徒になってほしいと願っています。
4歳~22歳まで、教室に通っていた生徒(看護大学生)がこんな話をしてくれました。
「中学の時に理科を学んだのは“点”、高校になり少しずつそれが“線”となり、今大学で“面”となり始め、やっと楽しくなった。ピアノは最近それが“多面体の立体”になってきてる感じ!」。
頭も耳も良く勤勉だった彼女の、楽譜の読み方が変わったこの報告は嬉しかったです。
こういう事が無ければ、昨今の子供の音楽教育に違和感を感じて、教室を閉めていたと思います。
楽譜の読み方が変わればHappyになれる人はレベルを問わずたくさんいます。
私は「楽譜は宝探しの地図」と思っています。
自分が今まで弾いた曲でも、指導においても、エンドレスで発見がある予定です。
(以上、京都在住:渡部先生より)
貴重な経験談を、どうもありがとうございました!
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