森雪之丞

 

 サブスクリプションで多くの曲が聴けるようになった現代、この歌詞は誰が書いているのかが、気になることもあるだろう。今回はそんな歌詞を書いてきた作詞家を紹介する。

 紹介方法は、曲の歌詞を見ながら深堀して行こうと考えている。

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「悲しみよこんにちは」~アニメを彩った名曲~

平気 涙が乾いた跡には 夢への扉があるの

悩んでちゃ行けない

今度 悲しみが来ても 友達迎える様に微笑(わら)うわ

...きっと 約束よ

(「悲しみよこんにちは」歌詞より Uta-Netから引用)

 この曲は1986年にリリースされた斉藤由貴の曲だ。作曲は玉置浩二が手掛けている。歌詞では悲しみは来るけど、それは夢や出逢いにつながることを表現している。

 注目すべき点は、「涙の跡が夢への扉」だと表現しているところだ。2コーラス目では「ひび割れた胸の隙間に幸せが忍び込む」と表現している。それを明るいメロディーでポップに歌い上げることで、悲しみの後にはよいことが起こることをより確立させている。

 この曲はアニメ「めぞん一刻」のオープニングに起用され、斉藤由貴はその年の第37回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、紅組司会を務めた。

 さらに、森雪之丞はドラゴンボールZ、キン肉マンなどの曲の作詞も手掛けている。一口に「アニソン」と言ってもその歌詞を見ると奥深いものから、アニメに対応したものなど多様な歌詞があり、それを多く生み出した。

 

「千の扉~Thousand Doors」~「みんなのうた」の作詞~

サボろうよ自分 たまには

『歩』くという文字は

『少』しは『止』まれって書くんだよ

(「千の扉~Thousand Doors」歌詞より Uta-Netから引用)

 この曲は2022年に原由子がリリースした31年ぶりのオリジナルアルバムに収録されており、NHK「みんなのうた」で2022年10月~11月に放送された。

 「みんなのうた」は子どもたちに良質で健全なうたを聴いてもらうことをコンセプトとしているが、今では子どもから大人まで支持されている番組であり、楽曲たちである。

 この曲では上でも挙げたように「歩」という文字を分解して「少しは止まれ」と表現しており、今日の情報社会で急速な時間軸の中で生活している人々に勇気やエールを与えている。

 この曲を含めて、森雪之丞は「みんなのうた」に起用された楽曲の作詞を9曲(Music Life調べ)行っている。つまり、多くの年代で多くの人々に多くの名曲の歌詞を書いていることになるだろう。

 

 上で挙げた曲以外にも様々な曲の作詞を行っている。サブスクリプションを駆使して森雪之丞が手掛けた曲を探してみるのも良いのではないか。

 

紅白に関する調査を行っています。

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世論調査は終了しました。ご協力ありがとうございました。

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